敗頽[語句情報] » 敗頽

「敗頽〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

敗頽の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
怪異暗闇祭」より 著者:江見水蔭
るという、噂の虚実を確めずに、その実地を探りにと出掛けたのであった。 こうした敗頽気分に満ちている、旗本の若き武士はその夜、府中の各所に散って、白由行動を取り....
瘠我慢の説」より 著者:木村芥舟
の塾とは咫尺にして、先生毎日のごとく出入せられ何事も打明け談ずるうち、毎に幕政の敗頽を嘆じける。間もなく先生は幕府|外国方翻訳御用出役を命ぜらる。或日、先生、役....
江戸芸術論」より 著者:永井荷風
たる裸体画を検するものはその骨格の形状正確にして繊巧を極めし線の感情の能《よ》く敗頽《はいたい》的気風に富める漫《そぞろ》に歌麿を思はしむる所あるを知るべし。仏....