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「教ふ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

教ふの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
らずわが説にななづみそ。わがあしき故を言ひて、よき考へを弘めよ。すべておのが人を教ふるは、道を明らかにせむとなれば、とにもかくにも道を明らかにせむぞ、吾を用ふる....
田舎教師」より 著者:田山花袋
十月一日。 去月二十八日より不着の新聞今日一度に来る。夜、善綱氏(小僧)に算術教ふ。エノックアーデン二十|頁のところまで進む。このごろ日脚西に入り易く、四時過....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
会小説は「分に応じた服従を示すことをもつて幸福を受けさせるべき」であり「貧弱者に教ふるに服従を以てせ」ざることを非難したのであった。 旧来女性は社会的貧弱者で....
源氏物語」より 著者:紫式部
前四時)と報じて歩いている。 心からかたがた袖《そで》を濡《ぬ》らすかな明くと教ふる声につけても 尚侍のこう言う様子はいかにもはかなそうであった。 歎《....
女大学評論」より 著者:福沢諭吉
今の代の人、女子に衣服道具|抔《など》多く与へて婚姻せしむるよりも、此条々を能く教ふること一生身を保つ宝なるべし。古語に、人能く百万銭を出して女子を嫁せしむるこ....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
解説を付したものであるが、そのはじめに、 心は新しきを求む可き事 この事古人の教ふる所、更に師の仰せに違はず…… とある。これはもとより先に触れた定家の作歌心....
山の人生」より 著者:柳田国男
与ふれども取らず、只酒を好みて与ふれば悦びつゝ飲めり。物ごし更に分らざれば、唖を教ふる如くするに、その覚り得ること至つて早し、始も知らず終も知らず、丈の高さ六尺....