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「教典〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

教典の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
ひとのみち教団の教義内容も極めて国体主義的なものなのだ。恐れ多くも教育勅語がその教典の一つになっている位いだ。その点教育関係の当局や有識者の大いに参考になる点だ....
化け物の進化」より 著者:寺田寅彦
面には科学の世界である。同時にまた芸術の世界ででもある。 いかなる宗教でもその教典の中に「化け物」の活躍しないものはあるまい。化け物なしにはおそらく宗教なるも....
科学的精神とは何か」より 著者:戸坂潤
の大半が相互の引用によって占められている場合さえあるのだ。支那訳を媒介とする仏教教典を古典的文献とし、それからの文句及びカテゴリーの引用によって今日の現実の社会....
技術的精神とは何か」より 著者:戸坂潤
方法――アカデミック・フールに著しい)、第三は教学主義(文化を倫理主義的に制限し教典を以て教化に資することを学問と心得るもの――東洋的僧侶主義や先生的文化観念に....
生死卍巴」より 著者:国枝史郎
であるから。そういえば祈祷の文句にある、神は唯一なりというこの言葉なども、回教の教典の中にある。 家光将軍の時代といえば、吉利支丹迫害の全盛時代で、吉利支丹信....
日本文化の特殊性」より 著者:戸坂潤
もっと一般的に文化全般のイデーとなり指導的な尺度となるに及んだ。漢籍の素養や仏教教典の知識、神道乃至国学的思潮は勿論のこと、之につらなる詩歌、和歌、俳句、更に義....