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教則本
「教則本〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
教則本の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二つの庭」より 著者:宮本百合子
。このドイツ製のピアノは中古で、少女だった伸子のために買われたものだった。伸子に
教則本を教えた婦人ピアニストはウィーンで自殺した。佃と結婚してこの家を出たときか....
「道標」より 著者:宮本百合子
はうちにベビー・オルガンを一台もっているきりだった。そのベビー・オルガンで伸子は
教則本を習いはじめた。
やがて、チンタウから来たものだという、中古のドイツ製の....
「二十四年前」より 著者:寺田寅彦
取り出して鳴らしていたのである。もっともだれに教わるのでもなく全くの独習で、ただ
教則本のようなものを相手にして、ともかくも音を出すまねをしていたに過ぎなかった。....
「きのうときょう」より 著者:宮本百合子
のみ、家が三丁ほど離れた同じ本郷林町のお宅へ通った。やっぱり、ベビイ・オルガンで
教則本の三分の一ほどやったのであった。手首を下げた弾きかたで弾くことを教った。そ....
「親子一体の教育法」より 著者:宮本百合子
だからというのでピアノを習いはじめた。うちにはベビイ・オルガン一台あるきりで其で
教則本をあげた。そしたら先生がピアノを買った方がいいだろうというすすめで、一台中....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
来たし面白い。私がピアノ習いはじめたのは十ぐらいのときね。はじめベビーオルガンで
教則本やっていてあとでピアノを買って貰った。本郷切通しの青野という店で、旅順の落....
「ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
e (4 Teil, Kapitel II, III). ツェルニー――『ピアノ
教則本』(第四部・第二および第三章) Shedlock.――The pianof....