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「教区〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

教区の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
の前名)は、予てよりリチャード・バートン輩と交わりて注目を惹ける折柄、エクセター教区監督を誹謗し、目下狂否の論争中なる、法術士ロナルド・クインシイと懇ろにせした....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
て、牧師と、医者と、埋葬夫とを兼ぬる有様であった。その勇気と忠実と親切とは、当然教区民の絶大の敬慕を贏ち得たが、健康が許さないので、一八六八年他の教区に転任した....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
一本の煙筒の真上に、北斗星が傾いていた。青白い空に星が菊のように花を開いていた。教区の会堂で十一時が鳴ると、その響きに合わして、他の会堂で澄んだ響きや錆《さ》び....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
はんそうりょ》主義者であった。彼は町会の一員だった。そして彼はその同僚とともに、教区の司祭をからかったり、町の婦人間に多くの感激を起こさせる四旬節祭の説教者に、....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
みたいな真面目《まじめ》な無髯《むぜん》の顔だった。彼はごく信心深かった。そして教区内のあらゆる人の魂についての風説を、ほとんど一つ残らずことごとく知っていた。....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
りの老人で、一八〇六年以来、ディーニュの司教職についていたのである。 彼がその教区に到着したころ、彼についてなされた種々な噂《うわさ》や評判をここにしるすこと....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
彼はまたその事がらを忘れ初めた。ところが一八二四年の三月になって、サン・メダール教区内に住んでいて「施しをする乞食《こじき》」と綽名《あだな》されてる不思議な男....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
きらいだ。それからロンドンは、華美の都だがまた悲惨の首府だ。チャーリング・クロス教区だけでも、年に百人の餓死者がある。アルビオン(訳者注 古代ギリシャ人がイギリ....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
んの権利だ。ああこれで、美しいきれいな楽しいかわいい結婚が一つ出来上がる。ここの教区はサン・ドゥニ・デュ・サン・サクルマンだが、サン・ポールで結婚式をあげるよう....
死刑囚最後の日」より 著者:豊島与志雄
っては彼が普通事となる。 おお、そういうもののかわりに、どこでもよいから手近な教区に行って、どんな人でもよいからある若い助任司祭を、あるいは年とった司祭を、私....
世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
界の最も高き所にいます神の許しによって、一年のうち夜の一時間だけは、この人たちの教区に属する教会で、愛人と愛人とが逢うことができるのです。ここで、この人たちが、....
二都物語」より 著者:佐々木直次郎
で来たのである。彼の姓はクランチャーといって、幼少の頃に、ハウンヅディッチ★の東教区教会で、代理人を立てて悪行を棄てると誓った時に★、ジェリーという名を附け加え....
暗号舞踏人の謎」より 著者:ドイルアーサー・コナン
年の五十年祭には私はロンドンに来て、ランセル街の宿泊所に滞在しました。それは私の教区の牧師の、パーカーさんが滞在していた関係から、そこを選んだのでした。そうする....
親ごころ」より 著者:秋田滋
めのお水をかけることを稼業にしている老人は、可哀そうに、死んでしまった。そこで小教区の司祭は、車大工の不幸な身の上を知っていたので、この男をその後釜に据えた。 ....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
副管長なり。 英国にて、その全国(イングランド、ウェールズ両州)を分かちて二大教区とし、その一つをカンタベリー大教正の配下に属し、その一つをヨーク大教正の配下....