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「教員〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

教員の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
」より 著者:芥川竜之介
顔つきとかで、人を笑わせるのに独特な妙を得ている。従って級《クラス》の気うけも、教員間の評判も悪くはない。もっとも自分とは、互に往来《ゆきき》はしていながら、さ....
大導寺信輔の半生」より 著者:芥川竜之介
所謂《いわゆる》操行点だけは一度も六点を上らなかった。彼は6と言うアラビア数字に教員室中の冷笑を感じた。実際又教師の操行点を楯《たて》に彼を嘲《あざけ》っている....
疑惑」より 著者:芥川竜之介
尋常四年生の長男の姉だったろうではございませんか。勿論私は一応辞退しました。第一教員の私と資産家のN家とでは格段に身分も違いますし、家庭教師と云う関係上、結婚ま....
星座」より 著者:有島武郎
のは加藤という少年だったが清逸は加藤の依頼に応じて答辞の文案を作ってやった。受持教員はそれを読んで仰天《ぎょうてん》した。そしてそれが当日郡長や、孵化場長《ふか....
婦系図」より 著者:泉鏡花
あまあ……恥かしくない、と云って、教頭に尋ねたら、酒井妙子と云うんだ。ちょっと、教員室で立話しをしたんだから、委いことは追てとして、その日は帰った。 すると昨....
朱日記」より 著者:泉鏡花
一 「小使、小ウ使。」 程もあらせず、……廊下を急いで、もっとも授業中の遠慮、静に教員控所の板戸の前へ敷居越に髯面……というが頤頬などに貯えたわけではない。不精で....
夜叉ヶ池」より 著者:泉鏡花
、小家の内に駈入り、隠る。あとより、村長|畑上嘉伝次、村の有志|権藤管八、小学校教員斎田初雄、村のものともに追掛け出づ。一方より、神官代理|鹿見宅膳、小力士、小....
棺桶の花嫁」より 著者:海野十三
かに、少女のまるい下げ髪頭が、ときどきあっちへ動き、こっちへ動きするのが見えた。教員室から、若い杜先生が姿をあらわした。 コンクリートの通路のうえを、コツコツ....
薄紅梅」より 著者:泉鏡花
や穏ならずというんじゃないかな。」 「串戯じゃない、片田舎の面疱だらけの心得違の教員なぞじゃあるまいし、女の弟子を。失礼だ。」 「失礼、結構、失礼で安心した。し....
端午節」より 著者:井上紅梅
を罪無きものに思い、彼の地位に動揺を来さないから、彼は一|言も言い出さないのだ。教員の月給が半年ほど渡らないが、一方には官俸を取って支持しているから、彼は一言も....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
院、僧侶あり。 大教正 七人 教正 二十二人 僧長 二人 神学校 四十六教員 二百三十人 生徒 二千七十八人 僧坊 四百六十一 坊僧 六千八百九十....
西航日録」より 著者:井上円了
もって文部省より、本館倫理科講師所用の教科書に関し、教授上不注意のかどありとて、教員認可取り消しの厳命あり云云。余これを聞き、国字をもって所感をつづる。 今朝の....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
長の案内にて、師範学校に至る。校の内外ともに清美なり。生徒は女子のみ。当国の小学教員はほとんど全部女子なりという。午後、岡田氏とともに車行して、約二十マイル離れ....
押しかけ女房」より 著者:伊藤永之介
を卒業すると同時に、田圃に下りて働いたが、教壇からもドン/\戦地にもつて行かれて教員の不足になやみはじめた学校が、多少でも教育のある者の援助を求めるようになり、....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
また義務教育学校職員法の制定によって、義務教育費全額国庫負担という美名のもとに、教員を国家公務員として、その政治活動の自由を奪い、教職員組合の寸断、弱体化を期し....