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教育者
「教育者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
教育者の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「広津氏に答う」より 著者:有島武郎
た生活の利点に沐浴《もくよく》しているとしても、新しい文化の建立に対する指導者、
教育者をもってみずから任ずべきではなく、自分の思想的立場を納得して、謹んでその立....
「青春の逆説」より 著者:織田作之助
んやろかと終日思い悩み、金助が訪ねて来ないだろうかと怖れた。己惚れの強い彼は、「
教育者の醜聞」そんな見出の新聞記事まで予想し、ここに至って、苦悩は極まった。いろ....
「火の扉」より 著者:岸田国士
なすぐ感情的になるからいやさ、わしや、それより、さつき校長先生が、――諸君は一度
教育者としてのうぬぼれを捨てた上で、自分を新しく教育し直すことからはじめなければ....
「いわゆる「反省」は我々を救うか」より 著者:岸田国士
記録しなければならないのである。 かゝる強制が如何なる結果を生むかは、或る種の
教育者を除いては、明かに想像し得るに違いない。しかも、肝腎なことは、これを誰に読....
「終戦前後」より 著者:織田作之助
べきにはちがいない。しかし、国民に懺悔を強いる前に、まず軍部、重臣、官僚、財閥、
教育者が懺悔すべきであろうと思った。「一億総懺悔」という言葉は、何か国民を強制す....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
なやりくりをして、いわゆる「なんでもかんでもする」といううまい方法で、この立派な
教育者はまずまず申し分なく暮し、頭を働かす仕事には門外漢な連中には、えらく安楽な....
「孟母断機」より 著者:上村松園
くの著書よりも、右のお言葉に勝る大きな教訓はないと信じている。 まことに、子の
教育者として、母親ほどそれに適したものはなく、それだけに、母親の責任の重大である....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
である。 教育は人格を陶冶《とうや》する方法であるが、人格を陶冶するにはその被
教育者の投ぜられたる特殊の境遇事情に適応することを必要とするのである。それゆえに....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
のは、やはり露国の小説に誤まられたのだ。スラヴ人は元来空想に耽る国民性だから、無
教育者の中にも意外な推理力や想像力を蓄えて人生をフィロソファイズするものがある。....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
ので、賀川市長は教育家を集めて、煤煙禁止運動の宣伝を家庭にひろめることに定めた。
教育者大会は明日と定めてすぐ出来ることであるから、彼は全市の教育家を招集した。彼....
「人間性の深奥に立って」より 著者:小川未明
な教育上にどれ程|禍しているか分らない。又この頃自由教育云々に就てある知事とある
教育者とが争った事があるが、今日に至ってまだ学校教育を政治の上から云為せんとする....
「融和促進」より 著者:喜田貞吉
する人どうしの間でも、さらに厳密にいえば親戚縁者の間にでも、教育のあるものと、無
教育者と、資産の多い者と、無資産者とが、全然対等の交際をすることはむずかしい。職....
「融和問題に関する歴史的考察」より 著者:喜田貞吉
因で、一時に数十万人の気の毒な落伍者ができたのでした。富者も、貧者も、学者も、無
教育者も、商工業者も、労働者も、みな一斉に衣食住のすべてを奪われたのでした。もし....
「日本料理の要点」より 著者:北大路魯山人
読書はおろか、世上のことについて、あまりにも知らなすぎる。 この世間知らずの無
教育者が、世上のあらゆる階級を相手の料理をしているのだから、すでに、そこに無謀が....
「魯迅さん」より 著者:内山完造
れ、だまされたということを知るだろう。それでいいじゃないかというのです。偉大なる
教育者と思いましたネ。 いつでも家庭は苦しいんです。そして、人に金を貸せとは断....