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「散茶〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

散茶の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
或敵打の話」より 著者:芥川竜之介
した。相方《あいかた》は和泉屋《いずみや》の楓《かえで》と云う、所謂《いわゆる》散茶女郎《さんちゃじょろう》の一人であった。が、彼女は勤めを離れて、心から求馬の....
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
早乙女主水之介に、もう久しい前から及ばぬ恋慕をよせている、そこの淡路楼と言う家の散茶女郎《さんちゃじょろう》水浪《みずなみ》でした。うれしいと言えばうれしい女の....
傾城買虎之巻」より 著者:直木三十五
、松葉屋瀬川も娼妓並としておいていいか。それとも君太夫が五十両も刎《はね》たか。散茶の相場としてこんな物であったかも知れない。 松葉屋で代々瀬川という名になっ....
丹下左膳」より 著者:林不忘
らやむべき三昧《さんまい》にあって、かぶき、花月、一二三、廻り炭、廻り花、旦座、散茶、これを七事の式と申して古雅なものじゃが、如心軒が古きをたずねて門下に伝えて....