数量[語句情報] »
数量
「数量〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
数量の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
さは一四五メートル、またその四辺の周縁の全長が九三一メートルであった。この二つの
数量の比は一対六・四二で、すなわち、円の半径と円周との長さの比、一対六・二八より....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
威者が米州の二十年後の生産能力の検討をして見たところによりますと、それは驚くべき
数量に達するのであります。詳しい数は記憶しておりませんが、大体の見当は鋼や油は年....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
て、なんと見窄しく見えたことであったか。流石に沈着剛毅な海軍軍人たちもこの明かな
数量の上の不釣合に重苦しい圧力を感ぜずにはいられなかった。 勝敗は、何処へ行く....
「地獄街道」より 著者:海野十三
り駭いた。 「ナニこれは殆んど努力で判ったのさ。今日は箱の山がどんな形に、どんな
数量を積み重ねてあるかを知りたかったのだ。あとは発送簿の
数量を逆に検べてゆくと、....
「ゴールデン・バット事件」より 著者:海野十三
あった。 そこで彼は、丘田医師の欄を拡げて、古い日附のところから、その細い売買
数量を丹念に別紙へ筆写しはじめた。 外へ出ると、帆村はどんどん先に歩いて丘田医....
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
ありませんか?」 「うむむ。」 内川は唸った。 「どれっくらいですかな? その
数量は?」 今朝来たばかりの封書の口を引っぺがしてぬすみ見した。ぬすみ見して、....
「灰燼十万巻」より 著者:内田魯庵
を留めていた。 眇たる丸善の損害は幾何でも無いが、一万三千余種八万巻の書冊は其
数量に於てこそ堂々たる大図書館の十分一将た二十分一にも過ぎないが、其質に於ては大....
「断層顔」より 著者:海野十三
じ日の終りの方に、もう一つ記事があった。 「各部長会議ハ食糧、空気、燃料等ノ在庫
数量ヲ再検討シタル結果、隊員ヲ今一名増員可能ト認ムル者五名、不可能ト認ムル者四名....
「毒瓦斯発明官」より 著者:海野十三
醤は、にやりと笑って、燻精院長の手をしっかと握った。 この新製毒瓦斯が、予定の
数量だけ出来上ったのは、その年の夏だった。 醤は燻を帯同し、その毒瓦斯をもって....
「英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
ように、上陸作戦軍を援護する猛烈なる砲撃戦が始まった。更に空中よりは、ものすごい
数量にのぼる巨大爆弾が、釣瓶打ちに投下され、天地も崩れんばかりの爆音が、耳を聞え....
「軍用鼠」より 著者:海野十三
ことだった。 「国境ヨリ 真珠ノ頸飾ノ密輸甚ダ盛ンナリ。此処数日間ニ密輸サレタル
数量ハ時価ニシテ五十万るーぶりニ達ス。而シテ之レ皆貴関ヨリ密輸セラレタルコト判明....
「アーニイ・パイルの前に立ちて」より 著者:小林一三
しい戦功にともなう物語は、読者をして充分に満足せしめたであろう。然しながら、その
数量において、上長官は兵士軍属の何十万分の一にすぎないのである。米国国内に於ける....
「米」より 著者:犬田卯
で助役さんの説明するところによると、今から一人|宛米二合八勺として十月一日までの
数量以上を持っているものは、たとい一俵でも二俵でも政府へ供出しなければいけない。....
「音楽界の迷信」より 著者:兼常清佐
簡単なものでない。それに正しく答えようと思えば、その仕事のいろいろな部分が正しく
数量的に記述されていなければならない。その記述という事は決して容易なものではない....
「世界の裏」より 著者:国枝史郎
的なるヴェルサイユ講和條約と一三二、〇〇〇、〇〇〇、〇〇〇金マルクという天文学的
数量の賠償金であり、そうして、その後に来たものは独逸と、その国民との悲惨きわまる....