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整備
「整備〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
整備の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
果敢な決戦戦争を強制し得た原因の一つである。しかし真剣な努力を以てすれば、戦車の
整備に対し対戦車砲の
整備は却って容易であり、戦車による敵陣地の突破は、十分に準備....
「演技指導論草案」より 著者:伊丹万作
一、これと並行して、同時に一方では照明の修正、カメラの操作テスト、録音に関する
整備、小道具の充足、大道具の修理などが行われる。 一、大体の見当がついたら綜合的....
「賤ヶ岳合戦」より 著者:菊池寛
にも通じて居るので、忽ちにして要害堅固な砦が出来た。盛政は秀吉の各所要害を一層に
整備するのを見て、勝家に一日も早くこの難所を打ち通らなければ、ついには味方手詰り....
「碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
天正十九年八月二十三日、ついに天下に唐入即ち明国出兵を発表した。 兵器船舶の
整備を急がせると共に、黒田長政、小西行長、加藤清正をして、肥前松浦郡|名護屋に築....
「未来の地下戦車長」より 著者:海野十三
》で、資材は足りないし、製作機械もずいぶん足りないし、技術者の数も少ない。うんと
整備しなければ、アメリカやソ連やドイツについていけない」 「なるほど。すると、ま....
「地球要塞」より 著者:海野十三
からこっちへ五年、とうとう、世界に魁《さきが》けて、強力なるその機械を十万台から
整備するようになったのである。これを使えば、あの海抜四千メートル余もある富士山も....
「今昔ばなし抱合兵団」より 著者:海野十三
、敵国は空中よりの爆弾が一向効目がなくなったことを確認し、そして遂に、その軍用機
整備の縮小を決行するに至った次第であります。つまり、われわれが完全に地下に潜るこ....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
す。それから班長から、本日の宇宙偵察隊出発について、力強い激励のことばがあった。
整備隊長から、彗星一号艇、二号艇の出発準備がまったく整ったことが、班長左倉少佐へ....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
続々と到着し、飛行甲板にまい下りた。中には飛行池に着水する水上機もあった。総出の
整備員は、汗だくだくの大童となって、新着の飛行機をエレベーターにのせ、それぞれの....
「光は影を」より 著者:岸田国士
よると、予科練を志願したのではあるまいか。彼は、ぞつと、身ぶるいを感じる。ずつと
整備兵をつとめた彼の経験から、少年飛行兵の痛ましい最期をいやというほど見た。そう....
「演劇の様式――総論」より 著者:岸田国士
、臨時にそのために用いられる一区域であることもある。 演出とは、舞台指揮と舞台
整備とを含む技術的職能で、演出家と称する専門家がこれに当り、その指令の下に、舞台....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
ところ外国船がついたこともあり、千人番所というものがあって、いわば長崎周辺で最も
整備した探偵陣地であるが、その目と鼻の先の穴ボコの中で悠々住んでいたのですね。今....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
り、自動車をもって迎送せられたるを深謝せざるを得ず。 十三日、晴れ。午前旅装を
整備し、午後大本山事務所に至り、執事に面会し堂内を参観す。アルゼンチン国の宗教統....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
一月大会の分裂は党員によりよき教訓を与え此の自己批判の上に社会党躍進の大勢は
整備されつつある。私は私年来の主張たる社会党一本の姿の具現の為にあらゆる努力を捧....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
のためには次の事が必要である。 1、指揮官の優秀、およびそれを補佐する指揮機関の
整備。 2、命令、報告、通報を迅速的確にする通信連絡機関。 3、各部隊、各兵の独....