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「敵艦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

敵艦の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
号外」より 著者:国木田独歩
る。――」と彼の暗記しおる公報の一つ、常に朗読というより朗吟する一つを始めた、「敵艦見ゆとの警報に接し、連合艦隊は直ちに出動これを撃滅せんとす、本日天候晴朗なれ....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
破する能力はない。これに搭載される火砲や発射管から撃ち出される弾丸や魚雷によって敵艦を打ち沈める。 飛行機も軍艦と同様である。飛行機によって敵をいためるのでは....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
とによって、どうやら、アジア艦隊の始末をつけることが出来たのであった。尚生残った敵艦隊を掃尽し、更に進んでは、陸軍のフィリッピン攻略を援助すべきではあったが、太....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
ると敵機動部隊は十数隻の空母によるものといわれる。なお戦艦、空母を含む三十数隻の敵艦隊は硫黄島を攻撃中。 ◯敵はビラをまいた。(茨城地区に)大東亜戦争に於いて最....
二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
キンギン国の進攻命令をつたうる電波は、空中に次々に放送されつつあり。やがて海上に敵艦隊は姿を現わさん。敵の攻撃は第一岬要塞附近に集中せられ、強行上陸を企つるもの....
地球要塞」より 著者:海野十三
は、潜水艦クロクロ島の偉力《いりょく》を、真に天下無敵と信ずる者である。そして、敵艦は遂に、わが艦《ふね》を発見することが出来ないのである。 ――と、今の今ま....
のろのろ砲弾の驚異」より 著者:海野十三
これでやっと落着いた。金博士も、ひどいところを素破ぬいて、悦んでいるんだねえ。宿敵艦隊の一件が、あそこで曝露するとは、思っていなかった」 「まあいいよ。私も、す....
太平洋魔城」より 著者:海野十三
司令パパーニン中佐から間もなく無電が来た。 「――ワガ恐竜第六十戦隊ハ、コレヨリ敵艦隊ノユダンニツケイリ、ナルベク早ク所期ノ目的ヲハタシタ上デ、全艦海底要塞ヘヒ....
太平洋雷撃戦隊」より 著者:海野十三
見つめました。 「日本の潜水艦がいないのです。さっきから、水中を伝わって来ていた敵艦のスクリューの音が、パタリとしなくなりました」 「なに、推進機の音がしなくな....
空襲下の日本」より 著者:海野十三
偉力は、映画『太平洋爆撃隊』にも撮ったことがあるが、知るものぞ知るで、まず空中無敵艦隊だね」 「しかし、そう容易に太平洋が渡れるの、ジョン」 「そこはプラット提....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
を考えて、わが東洋艦隊は約三倍大の勢力に補強されてあるから、心配はない。そうして敵艦隊に戦闘をさせておいて、一方わが飛行島戦隊は、戦闘地域の隙を狙って、東径百四....
発明小僧」より 著者:海野十三
て来る。下りて来るが早いか、もう一本、敵の中へ突っこんだ紫光の電離柱を導わって、敵艦や敵機に集中する。つまりヘビサイド層の強電気が敵軍の上に浴びせかかる。何条も....
潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
るのちに、海軍要塞を占拠して陸兵を上陸せしめようとしたのであった。それがために、敵艦隊の集中するカッタロ湾に主力を向け、まさにアルバニアのヴァロナを出港せんばか....
特攻隊に捧ぐ」より 著者:坂口安吾
いだの、又はあべこべに人間的であったなどと言うなかれ。 彼らは自ら爆弾となって敵艦にぶつかった。否、その大部分が途中に射ち落されてしまったであろうけれども、敵....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
エリザベスの時代(一五五八―一六〇三年)は二つの部分に分かたれる。スペインの無敵艦隊を打ち破るまでの三十年間、そしてその後の十五年間、この二つである。最初の時....