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「文化哲学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

文化哲学の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
読書法」より 著者:戸坂潤
氏である。この人達を一種の社会哲学者とか歴史哲学者とか考えてもいいだろう。或いは文化哲学者とも云うべきだろう。今日の思想のポーズとしては、一つの大きな流れにぞく....
技術の哲学」より 著者:戸坂潤
を抑圧することは、思想史上でも学術史上でも、決して新しい知恵ではない。ドイツの「文化哲学」や「文化社会学」は全くそうした文化主義のために工夫された学問でしかない....
イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
出してはいない。それであればこそ此等の科学が、要するに「歴史哲学」・歴史主義・「文化哲学」・「文化社会学」等々であって、それ以上のものではあり得なかったのである....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
の点から云うと、この折角の経済学的政治学的自由主義哲学も、例の先に云った文学者や文化哲学者の道徳主義的自由主義と何の変る処もないのである。実際倫理主義は今日の一....
現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
の歴史・生物の歴史から出発して展開しようと欲する(『人間史考』)。そしてカントの文化哲学も、まだなおこの原理を忘れてはいない。――この頃H・G・ウェルズの世界史....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
ckle, Que'telet〕等)に対抗するために、一種の歴史主義・歴史哲学・文化哲学の要求から特に之が強調されて来たのである。 だが社会科学乃至歴史科学の....
認識論とは何か」より 著者:戸坂潤
論の最も実際的な必需課題であるのだから。 文化はドイツ古典哲学(主に歴史哲学・文化哲学)風に言えば、客観的精神である。ドイツ語の精神(ガイスト)は、この場合に....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
ない。がとに角ドイツ風の「文化」という先入観念に支配されている一部の歴史哲学派や文化哲学派、生の哲学派達などは、啓蒙期という文明や進歩の観念に魅入られた時代が浅....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
ドイツの近代観念論の一つの主流は、この文化のイデーをめぐる哲学体系としての「文化哲学」である。之は所謂「生の哲学」とも深い連関を持っている。つまり文化の観念....
最近日本の科学論」より 著者:戸坂潤
が、日本の哲学界の一時の時局的相貌を支配した。それは世界大戦直後の数年間であり、文化哲学や批判主義哲学の流行と略々一致する。之によって日本の思想界の科学論時代が....
読書遍歴」より 著者:三木清
文化」という観念に変り「文化主義」などという言葉もできた。新カント派の価値哲学、文化哲学がその基礎になったのであって、桑木先生とか左右田先生とかがその代表者であ....
クリティシズムと認識論との関係」より 著者:戸坂潤
ぬ。この点、批判主義に対する学究的批判によって往々忘れられるのだが。 勿論この文化哲学はあまり清冽でない体臭を放っている。その体臭を文化主義と呼んでいいだろう....
哲学の現代的意義」より 著者:戸坂潤
の哲学などは殆んど無かったと云っていい。黎明会的な啓蒙運動としての批判主義哲学や文化哲学が、その地ならしをした。そして夫が新人会的な活動へと発展した。常識と民衆....