文帝[語句情報] » 文帝

「文帝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

文帝の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
運命」より 著者:幸田露伴
の女仙外史を化し来れるは掩う可からず。此の姑摩媛は即ち是れ彼の月君なり。月君が建文帝の為に兵を挙ぐるの事は、姑摩媛が南朝の為に力を致さんとするの藍本たらずんばあ....
李陵」より 著者:中島敦
ぎ》(はなきる)、※《ひ》(あしきる)、宮《きゅう》、の四つがある。武帝の祖父・文帝《ぶんてい》のとき、この四つのうち三つまでは廃せられたが、宮刑《きゅうけい》....
十二支考」より 著者:南方熊楠
大事件として特筆しおり、天子の面を竜顔に比し、非凡の人を臥竜と称えたり。漢高祖や文帝や北魏の宣武など、母が竜に感じて帝王を生んだ話も少なからず。かくまで尊ばれた....
春昼」より 著者:泉鏡花
、 彩鸞簾額著霜痕、 ええ、何んでも此処は、蛄が鉤闌の下に月に鳴く、魏の文帝に寵せられた甄夫人が、後におとろえて幽閉されたと言うので、鎖阿甄。とあって、....
十二支考」より 著者:南方熊楠
《ぼくおう》の八駿、その名は赤驥、盗驪、白義、踰輪、山子、渠黄、華※、緑耳で、漢文帝の九逸は、浮雲、赤電、絶群、逸驃、紫燕、緑※、竜子、※駒、絶塵だ、前者は毛色....
十二支考」より 著者:南方熊楠
武帝鶏卵を好き食い、抜彪《ばつひょう》なる者、御食を進め寵せらる。隋朝起ってなお文帝に事《つか》え食を進む。この人死後三日に蘇《よみがえ》り、文帝に申せしは、死....
十二支考」より 著者:南方熊楠
して碑文を書いたのだ。 犬に宗教の信念あった咄《はなし》諸国に多い。『隋書』に文帝の時、四月八日魏州に舎利塔を立つ。一黒狗|耽耳《たんじ》白胸なるあり、塔前に....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
等の文字を記したる紙を貼付す。また、わが国の守り札のごときものを貼付せるあり。「文帝宝誕喜助※金何輛」と片紙に印刷したるものを貼付せるを見る。案ずるに、シナ人は....
三国志」より 著者:吉川英治
の三名であった。 これにもとづいて、三重臣は、曹叡を後主と仰ぎ、また曹丕に文帝と諡し、先母后甄氏には、文昭皇后の称号を奉った。 自然魏宮側臣の顔ぶれや一....
私本太平記」より 著者:吉川英治
う。異国の文藻や学問なら人後に落ちぬとする誇りは公卿の誰もが持っている。 魏の文帝の時代だ。 文帝はかの三国志中の梟将、曹操の子であり、父曹操の帝位を受けた....