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「文芸学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

文芸学の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
を一つの認識様式(科学に並ぶ処の)として、正面から検討している点にあるのである。文芸学への興味は日本に於ても最近焦点を持つ傾きを生じつつあるのであって、之は文学....
読書法」より 著者:戸坂潤
いられて行くものと思われている。 本書が日本に於ける文芸活動(創作・文芸批評・文芸学)にとって根本的な指針となるものとして、多大のセンセーションをまき起こした....
文学上の復古的提唱に対して」より 著者:宮本百合子
の研究方法としてつかわれている科学的な方法が或る程度まで適用されて来た。ドイツの文芸学の方法は、ずっとおくれて昨今国文学研究の領野に入って来たことは周知のとおり....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
主義によって、取り上げることは、それこそ退潮期現象に他ならぬ。モラルは唯物論の(文芸学上・哲学上・の)一つの発展的な主題として取り上げられねばならぬ。恋愛論も亦....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
アクチュアリティーの含む根本問題に就いて、或る程度までの眼光と、他方に於て、之を文芸学的乃至文芸史的に組織的に取り上げる体系と、従ってその限りの講壇哲学的体系と....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
有名な学者であった。イギリス文学史の大家であったばかりでなく、一般に極めて博学な文芸学者であったことは人の知る通りである。 だが又この側面も之を単に学究という....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
はモラル論ではなくてモラル主義になって了うだろう。だが注目すべきはモラルの問題が文芸学の課題にまで上せられたことである。文芸学研究の提唱と、文芸学の日本主義化に....
クリティシズムと認識論との関係」より 著者:戸坂潤
の点必ずしも人々によって充分考え抜かれているとは見られない。わずかに二三の新しい文芸学や美術論に於てこの提唱を見ることが出来るにすぎない*。 * 武田武志著『美....
哲学の現代的意義」より 著者:戸坂潤
すことは容易であるが、今はそういう一般論に過ぎることは省こう。文芸の省察としての文芸学が、こういう意味に於て認識論にぞくさねばならぬ所以も、かつて説いた(「認識....
学究生活五十年」より 著者:津田左右吉
から、大勢の動いてゆく道すじがそれによって説明のできるような組みたてにすること、文芸学術などの文化史上の事実が軽くまた歴史の大勢と離して取扱ってあるから、それを....
『唯研ニュース』」より 著者:戸坂潤
はJ・O・A・Kで放送した位だ。 (一九三六・六) (五〇号、一九三六・七・一)文芸学の研究を唱道する 唯物論研究会に課せられるべき仕事は山ほどあり、どれに就....
文芸評論の方法について」より 著者:戸坂潤
法を自覚した文芸評論のやり方を意味して来ている。処で今日こうした文芸評論の方法は文芸学と呼ばれている。だから結局、科学的文芸評論なるものは、何等かの文芸学に立脚....
所謂批評の「科学性」についての考察」より 著者:戸坂潤
は、文芸的認識の反省と考えない処からは、何等の科学的批評も導かれ得ない。 もし文芸学というものがみずから認識論としての建前へ基かねばならぬとすれば(文芸学が認....
認識論としての文芸学」より 著者:戸坂潤
文芸学の対象は云うまでもなく文芸である。尤も従来の日本語の習慣によると、文芸は又....
日本の民衆と「日本的なるもの」」より 著者:戸坂潤
之は、実在する所謂道徳のことではなくて、文学的認識に於ける、認識論上の、或いは又文芸学上の、一つの方法的なカテゴリーのことだ。世間では之をモラルとも呼んでいるの....