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斎忌
「斎忌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
斎忌の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
れ、鎖国で閑《ひま》多かりしゆえにもあるべけれど、要は到る処神社古くより存立し、
斎忌《ものいみ》の制厳重にして、幼少より崇神の念を頭から足の先まで浸潤せることも....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
頁)。蜥蜴の最も尊ばれたは太平洋諸島で、ポリネシア人これを神とし、人間の祖とし、
斎忌の標識は専ら蜥蜴と鮫だ(ワイツおよびゲルランド『未開民史《ゲシヒテ・デル・ナ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ド・キーリス》』十輯一巻二〇六頁に出た拙文「鬼市について」)。これ主として外人を
斎忌《タブー》したからで、それと等しく今日までも他部族の女に通うに、女のほかに知....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
て、その内に未開国民が、ある年期に達した女子を定時幽閉する習俗あるは、全く月経を
斎忌《タブー》するに因ると説いたのを、当時学者も俗人も非常の発見らしく讃《ほ》め....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
に佩《お》びた無下《むげ》の蛮民を、猴様の獣と誤ったのだ。近時とても軍旅、労働、
斎忌等の節一定期間男女別れて群居する民少なからず、古ギリシアやマレー半島や南米に....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
だんだん待ちきれなくなったということもあろうが、また一つには実際の刈入れの日が、
斎忌の初めとして、別に何か行事のある日であったのを、後に追々と力を此方に傾けて、....