斎藤緑雨[語句情報] »
斎藤緑雨
「斎藤緑雨〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
斎藤緑雨の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「明治十年前後」より 著者:淡島寒月
の他、投書家でもよいものは作者と同じように、原稿料をとっていたように記憶する。(
斎藤緑雨なども、この若菜貞爾にひきたてられて、『報知』に入ったものである。) ....
「樋口一葉」より 著者:長谷川時雨
ず、誠に毒心を包蔵せるのなりといひしは実に当れる詞《ことば》なるべし と評した
斎藤緑雨を、そう言ったほど悪くはあしらいもしなかった。かえって二人は人が思うより....
「時 処 人」より 著者:岸田国士
ただ今、私が住んでいる小田原の家というのは、隣りの缶詰工場の異臭と怪音を除けば、
斎藤緑雨のいわゆる「海よし、山よし、天気よし」の三拍子そろつた恰好の住宅である。....
「子規居士と余」より 著者:高浜虚子
介で中村|不折君が『小日本』に入社。 石井露月君が校正として『小日本』に入社。
斎藤緑雨君が何とかいう時代物の小説を『小日本』に連載。 緑雨君の弟子たる小杉天....
「艶色落語講談鑑賞」より 著者:正岡容
の活人形ができ、傍らの棒杭に「大日本遊廓」と大書きされてあったというナンセンスが
斎藤緑雨の随筆にあるが、この日の区長や君が代なども、おおよそ私の想像してきた色町....
「斎藤緑雨」より 著者:内田魯庵
「僕は、本月本日を以て目出たく死去|仕候」という死亡の自家広告を出したのは
斎藤緑雨が一生のお別れの皮肉というよりも江戸ッ子作者の最後のシャレの吐きじまいを....
「十日の菊」より 著者:永井荷風
ない時分からの習慣である。 唖々子は弱冠の頃|式亭三馬《しきていさんば》の作と
斎藤緑雨《さいとうりょくう》の文とを愛読し、他日二家にも劣らざる諷刺家たらんこと....
「深川の唄」より 著者:永井荷風
行くのが堪えられぬほど辛《つら》く思われた。いっそ、明治が生んだ江戸追慕の詩人|
斎藤緑雨《さいとうりょくう》の如く滅《ほろ》びてしまいたいような気がした。 あ....
「本所両国」より 著者:芥川竜之介
してこういう町裏を徘徊する気にはならなかったであろう。けれども明治時代の風刺詩人
斎藤緑雨は、十二階に悪趣味そのものを見出している。すると明日の詩人たちは有田ドラ....