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「斗米〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

斗米の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三人の相馬大作」より 著者:直木三十五
が、怒鳴った。 「いや、いる」 右源太は、はっきりといった。 「相馬大作は、下斗米将実《しもとまいまさざね》では無いか? 平山塾へいって聞けばすぐ判ることだ」....
近世快人伝」より 著者:夢野久作
国士を以て任ずる玄洋社の連中は、普通の人民と同様に衣食のために駈廻らず、同時に五斗米に膝を屈しないために、自給自足の生活をすべく、豪傑知事|安場保和から福岡市の....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
『ゲーム分析』、『性の問題』、『ゲンの研究』があり、菊の細胞学的遺伝学の研究に下斗米氏がいる。広島文理大の平岩馨邦氏の無脊椎動物の性に関する研究も亦有名だ。東大....
自警録」より 著者:新渡戸稲造
ょう》があって、体の制裁によって心が左右さるるものだと断言することは出来ぬ。五|斗米《とまい》のために身を屈《くっ》しても身を枉《ま》げても、心はどこまでも直立....
二十歳のエチュード」より 著者:原口統三
僕がピュリタンだなんて、どうしてわかります。 それどころか、僕は『豈《あに》五斗米のために腰を折って郷里の小児に見《まみ》えんや』っていうような他人は好きです....
三国志」より 著者:吉川英治
近年、漢中(陝西省・漢中)の土民のあいだを、一種の道教が風靡していた。 五斗米教。 仮にこう称んでおこう。その宗教へ入るには、信徒になるしるしとして、米....
三国志」より 著者:吉川英治
超とその部下、馬岱、※徳などの六、七名は、流れ流れて漢中にたどりつき、この国の五斗米教の宗門大将軍|張魯のところへ、身をよせた。 張魯に年頃のむすめがある。張....