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「料る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

料るの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
草迷宮」より 著者:泉鏡花
く身体を気にして、自分で病理学まで研究して、0,などと調合する、朝夕検温気で度を料る、三度の食事も度量衡で食べるのが、秋の暮方、誰も居ない浪打際を、生白い痩脛の....
衰えてきた日本料理は救わねばならぬ」より 著者:北大路魯山人
なくなりますから、盛り方と量のことも、充分考えねばなりません。 料理とは、理を料るという意味で、割烹とは違います。割烹というのは食事の方のみに用うる言葉であり....
日本料理の基礎観念」より 著者:北大路魯山人
食べ物のお話をいたそうと思います。そのおつもりでお聞きを願います。 料理とは理を料ること 料理とは食というものの理を料るという文字を書きますが、そこに深い意味....
味覚馬鹿」より 著者:北大路魯山人
ので、テレビで大写しにされる手が、これまた揃いも揃って薄汚い。料理はもともと理を料ると書く通り、美味い不味いを云々するなら、美味の理について、もっと深く心致さね....
料理の秘訣」より 著者:北大路魯山人
にせよ女にせよ、料理の向上なんぞ願っても叶えられない。 元来「料理」とは、理を料るということなのだ。「ものの道理を料る」意であって、割烹を指すのではない。 ....
流行暗殺節」より 著者:佐々木味津三
れて、小次郎がたじろいだのを、 「どけっ。おまえなんぞ雑兵では手も出まい。おれが料る!」 掻き分けるようにして、直人が下駄ばきのまま、のっそりと前へ出ると、に....
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
自から利かんような事になるですが、医者は頓知頓才と云って先ず其の薬より病人の気を料る処が第一と心得ますな」 鐵「へえー何ういう……気を料る処がありますな」 医「....