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「斜角〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

斜角の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
りはずっと優れたものであったのかも知れない。またこれと同時に赤道に対する黄道の傾斜角を測定した結果が二八度三五分となっている。 当時の最も顕著な天文学者はシリ....
旅愁」より 著者:横光利一
る前方の鋪道が坦坦としているにも拘らず、傾いた坂のように見える。久慈はその光線の斜角を縮めていくうちに一匹の犬が真向いの建物の下から出て来た。今まで自分ひとり美....
静岡地震被害見学記」より 著者:寺田寅彦
停車場近くの神社で花崗石の石の鳥居が両方の柱とも見事に折れて、その折れ口が同じ傾斜角度を示して、同じ向きに折れていて、おまけに二つの折れ目の断面がほぼ同平面に近....
観点と距離」より 著者:寺田寅彦
没前の一、二時間には太陽が特別に早く動くような気がする。 山の傾斜面でもその傾斜角を大きく見過ぎるのが通例である。 これらと少し種類はちがうが、紙上に水平に....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
武蔵の左の肩が―― その時、前下がりに躱った。腰から上の上半身も、平面から斜角に線を改めた時、彼の右足は、すこし後ろへ引かれていた。そして諸手の櫂の木剣が....