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斥力
「斥力〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
斥力の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
この拡散現象に対して何らかの意義あるものとは認めていなかったのである。もし何らの
斥力もなかったとしたら、すべてのものは集中してしまったであろう。 輻射圧の概念....
「物理学と感覚」より 著者:寺田寅彦
であろうが、実際素量説などの今日勢いを得て来たことから考えても原子距離における引
斥力の方則をニュートンやクーロンの方則と同じものとは考えがたい。そうすればこの原....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
この書物の内容で最も特色を有つのは、ニュートンの万有引力に対立して物質に根源的な
斥力(反発力)をも与えねばならぬと考えた点である。物質は引力と
斥力との対立によっ....
「辞典」より 著者:戸坂潤
トン(I. Newton)が物質に引力を付与したに対してカントは更に之に対抗する
斥力をも付与し、この相抗争する二力によって初めて物質とその運動との概念の構成が可....
「物質とエネルギー」より 著者:寺田寅彦
いよいよ確かになる。この考えを更に押し拡め直接筋力と比較する事の出来ぬ種々の引力
斥力を考えて森羅万象を整然たる規律の下に整理するのが物理学の主な仕事の一つである....
「方則について」より 著者:寺田寅彦
、あるいは自身にはなくても他に荷電体があれば、その感応によって周囲の物との間に引
斥力が起る。また地球磁場等の影響はこれに偶力を及ぼす事になる。その磁場は諸天体に....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
物と物とが相離れた所から直接に作用し合うというような考を嫌ったので、引力にしても
斥力にしても、相離れた所から作用を及ぼすように見えても、実際はの内に起る作用の結....