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斬取り
「斬取り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
斬取りの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
二貫文の銭も大切である。庄兵衛はその銭を懐ろにして家へ帰ったが、生れてから初めて
斬取り強盗を働いたのであるから、なんだか気が咎めてならない。万一の詮議に逢った時....
「番町皿屋敷」より 著者:岡本綺堂
喧嘩といえば穏かならぬようにも聞えまするが、それも太平の世に武を磨く一つの方便、
斬取り強盗とは筋合が違うて、お上でもむずかしゅういわるる筈がござりませぬ」 家....
「小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
がらしの中を急いで行った。この頃の京の町は人気が穏かでないので、日が暮れると巷に
斬取りの強盗が横行する。その噂におびやかされて、まだ宵ながら往来は途絶えて、戸を....