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斬込む
「斬込む〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
斬込むの前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
ん、顔の色が青ざめて唇の色まで変って居《お》る、先方の人を殺さなければ、これから
斬込むという様子、若《も》し未《ま》だ殺さなければ母の身体に傷を付けた者を何《な....
「鍵屋の辻」より 著者:直木三十五
て槍をとらすな。半兵衛を斬るか槍持を斬るかとにかく槍を執らさぬ手段をするがいい。
斬込む合図は私が後の奴を斬ると同時だ。三人一度に目指す者にかかれ」 こういう指....
「相馬の仇討」より 著者:直木三十五
人と一人との勝負には、余程段ちがいで無いと、一人の方から斬かけない。三人の一人が
斬込む。外して外の一人へ斬込んで敵の陣をくずす、これが普通とされている。清十郎も....
「三人の相馬大作」より 著者:直木三十五
けは無えし、引廻しなら、あの位のもんだ」 「もう一人、相馬大作が現れて、引廻しへ
斬込むかも知れねえぜ」 「そうは行くめえが、一騒ぎ持ちあがるかもしれん。何んしろ....
「敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
「はい誠に申訳がございません、全く人違いでございます」 照「人違いで敵だと云って
斬込むとは人違いにも程がある、何ぼ年が行かぬと云って、斬ってしまった後で人違いで....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
が、頷いた。
「それが、不届と申そうか、言語道断な振舞を致しおって、将曹の邸へ、
斬込むの、豊後の邸を、大砲で、ぶっ払うのと、この上もない、上を軽んじたる致し方で....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
大野「オヽ音羽か」 と言ったが惣兵衞も肝を潰し、大刀の鞘を払って振り上げたが、
斬込む了簡もなく、只ウーン/\と云ってるばかり、小三郎は元より早業の名人ゆえ、 ....
「三国志」より 著者:吉川英治
みたした。そこで甘寧は、 「もっと飲め、もっと喰え。今夜この百人で、曹操の中軍へ
斬込むのだ。あとに思い残りのないようにやれ」と告げた。 一同は顔を見あわせた。....