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「断線〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

断線の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
鉄鎚」より 著者:夢野久作
ン感じられた。 「きょうはトテモ線がわるいんです。広島か岡山あたりで大雪が降って断線しそうになっているんです。きょうの後場《ごば》の大阪電話はこの調子だと来ない....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
が下におち、老人の身体をその間にはさんだので助かったという。 ラジオ受信機は、断線個所が多かった。やわらかい土地だから、地震のように震動がつよかったためだろう....
旅愁」より 著者:横光利一
、静にしていた。久慈は講演をなるたけ聞くまいと努めた。しかし、東野の話の魅力は、断線を厭わぬ独断の危さにあるので、思わずひやひやさせられているうちに、いつの間に....
月世界探険記」より 著者:海野十三
。辿りついてよく見れば、噴射瓦斯へ通ずる電線の入ったパイプが何物かに当ったと見え断線していた。これでは瓦斯が止ってしまうのも無理はない。それにしても、空中でよほ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ドロス氏の言葉が、英語が土台にはなっているが、なまりが非常に多いと来ているから、断線したり、わからないなりでしまったり、要領を得たような得ないような、すこぶる珍....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
。賭けたのが百円なら三千六百円だ。しかし、こうなると私も、四角だの|馬乗りだの横断線だの柱だの打だのと色んな専門的な細部や、他の二種の chemin de fe....
長崎の鐘」より 著者:永井隆
次々に帰ってきた。 「もう滅茶苦茶です」「管球類は全部破損」「電纜《でんらん》は断線、変圧器は通路を塞がれて引き出せません」「標本は吹き飛んで手がつけられません....
上海」より 著者:横光利一
議場へ向って集って来た。 丁度参木の来たのはそのときであった。会館附近の交通遮断線の外では、街々の露路から流れて来た群衆は街路の広場に溜り込んだまま、何事か待....