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新人会
「新人会〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
新人会の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
もその一人だが、この社会的リアリティーを背負って立った学生達の代表的な一団である
新人会や、その社会的組織であった学連などから、運動家、理論家、作家などを面白い程....
「道標」より 著者:宮本百合子
う方の専門はなになのかしら」
「さあ、大学では経済をやっていたんだが――ちょっと
新人会あたりに首をつっこんだこともあったらしい」
蜂谷は、考えていて、
「利根....
「生活の道より」より 著者:宮本百合子
作造氏の序文がついていることから、当時は全くわからなかったが、その井口という人が
新人会初期の時代に青年期を生活した人であったことを理解し、当時の進歩的であった大....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
の入り乱れた跫音が響いている。やがて市子が大杉を刺したのをクライマックスとして、
新人会の時代が展開されて来て、文学は一つの〔約五字不明〕女の世界の中に於てもあけ....
「若草物語」より 著者:オルコットルイーザ・メイ
づいていろんな討議がおこなわれ、めいめい、かっぱつに意見をかわしました。そして、
新人会員のばんざいを、最後にとなえて散会しました。 たしかに、ローリイのサム・....
「柳原燁子(白蓮)」より 著者:長谷川時雨
、日本橋の島屋《しまや》へかえらず、いなくなってしまったということや、恋人は帝大
新人会員の宮崎竜介氏であることや、結婚の間違っていたことや、柳原家の驚きや、まだ....
「読書遍歴」より 著者:三木清
このような変化に応じて思想界にも種々新しい現象が現われた。大正七年の末、東大には
新人会という団体が出来た。『改造』――すでにこの名が当時の社会にとって象徴的であ....
「わが寄席青春録」より 著者:正岡容
と思ってくれたのか、来月、京都の新京極の富貴で金語楼、小春團治、九里丸とあんたで
新人会を演るさかい出演しなはらんかと言われた。こちらはお客のよさに相恰を崩してい....
「哲学の現代的意義」より 著者:戸坂潤
明会的な啓蒙運動としての批判主義哲学や文化哲学が、その地ならしをした。そして夫が
新人会的な活動へと発展した。常識と民衆の道徳意識はここで初めて科学の対象となった....
「白い道」より 著者:徳永直
伝をうけもつこと、高島の接待は第五高等学校の連中がやること等であった。しかし同じ
新人会熊本支部員である長野も深水も、この用件にあまり興味をもたなかった。第一に高....
「十五年」より 著者:山本実彦
しておった。また『改造』より二カ月遅れて生誕した『解放』には福田、堺両氏及び帝大
新人会の一派が相拠っていたが、このうち福田氏は約一年ののち、『改造』に専ら執筆す....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
命などの影響もあってデモクラシーが思想界を風靡した時代で、大正七年暮には東大に“
新人会”が生まれた。早稲田でも東大に負けてなるものかと、同八年高橋清吾、北沢新次....