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新俳句
「新俳句〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
新俳句の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
、几董という俳諧師はどんな人ですね」 時は日清戦争後で、ホトトギス一派その他の
新俳句勃興の時代であたから、わたしもいささかその心得はある。几董を訊かれて、わた....
「俳諧瑣談」より 著者:寺田寅彦
の一年から二年に進級した夏休みに初めて俳句というものに食いついて、夢中になって「
新俳句」を読みふけった。天地万象がそれまでとはまるでちがった姿と意味をもって眼前....
「僕の昔」より 著者:夏目漱石
烈な議論をやった。あの男は君も知っているだろう。精神錯乱で自殺してしまったよ。『
新俳句』に僕があの男を追懐して、 思ひ出すは古白と申す春の人 という句を作っ....
「銀座アルプス」より 著者:寺田寅彦
はおりおり根岸の子規庵をたずねたりしていたころであったから、自然にI商店の帳場に
新俳句の創作熱を鼓吹したのかもしれない。当時いちばん若かったKちゃんが後年ひとか....
「日本人の自然観」より 著者:寺田寅彦
試みがいかに望み少ないものであるかを了解することができるであろう。また季題なしの
新俳句を製造しようとするような運動がいかに人工的なものであるかを悟ることができる....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
、新演劇人協会、現代日本音楽協会、教育民主化協議会、児童文化協議会、日本美術会、
新俳句人連盟、新日本建築家集団、民主保育連盟、職場美術協議会、自立演劇協議会、自....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
試ることになり、私も思わず釣り込まれて幾らか作った。即ち我々仲間で始めて出した「
新俳句」の巻頭にある私の句の『百年にして天明二百年にして明治の初日影』もその結果....
「子規居士と余」より 著者:高浜虚子
てあった。 居士の俳句に於ける努力は大分前からの事であるし、『日本新聞』紙上に
新俳句を鼓吹したことも二十六、七年からの事であったが、陣容が漸く整うて世人の注目....
「漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
人』に連載して居った俳話の一章でその後民友社から出版した我ら仲間の最初の俳句集『
新俳句』の序文にしたものがそれである。それから『世界の日本』云々とあるのはその頃....
「十六、七のころ」より 著者:永井荷風
片隅で丁度その頃覚え初めた漢詩や俳句を考えてばかりいるようになった。 根岸派の
新俳句が流行し始めたのは丁度その時分の事で、わたくしは『日本』新聞に連載せられた....