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新所帯
「新所帯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
新所帯の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「泣虫小僧」より 著者:林芙美子
ンないかねえ……ん、そりゃア困るなア、じゃお蓮《れん》さんの所へ置いとくか、ん、
新所帯《しんじょたい》で気の毒だけど、何しろ意地を曲げてしまって、啓坊は可哀想だ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
も何だかさっぱりして、若々しい気分に満ちて、まだ本当の意味では味わったことのない
新所帯の気持、どうやら新婚の気分といったようなものに浮き立つのも、いまさら気恥か....
「深川女房」より 著者:小栗風葉
いている、時計の音と長火鉢の鉄瓶の沸るのが耳立って、あたりはしんと真夜中のよう。
新所帯の仏壇とてもないので、仏の位牌は座敷の床の間へ飾って、白布をかけた小机の上....