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「新枕〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

新枕の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
見えずなりました。怖い紛《まぎ》れにお累は新吉に縋《すが》り付く、その手を取って新枕《にいまくら》、悪縁とは云いながら、たった一晩でお累が身重になります。これが....
南地心中」より 著者:泉鏡花
ためやろな。」 「…………」 「なあ、貴方、」 「…………」 「ええ、多一さん、新枕の初言葉と、私もここでちゃんと聞く。……女子は女子同士やよって、美津さんの味....
塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
、多助の家は此の振袖の袂にある」 と云って大きに喜んで、実に玉椿の八千代までと新枕を交せ、それから夫婦共稼ぎを致しまして、少しも油断をしませんから、忽ち身代を....
漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
よりの吉報に接し候心地千秋万歳の寿をなさんがため一句呈上いたし候。 初鴉東の方を新枕 小生旧冬より肥後小天(?)と申す温泉に入浴、同所にて越年いたし候。 かん....
我が円朝研究」より 著者:正岡容
おいても惜しみなく圓朝の会話の巧さをつたえているといえよう。その晩のおとく孝助の新枕《にいまくら》を「玉椿八千代までと思い思った夫婦中、初めての語らい、誠にお目....