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新湯
「新湯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
新湯の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「白峰山脈縦断記」より 著者:小島烏水
ゃあ、森林などというほどではなかった、霧の嘘つき! と嘲った。 温泉はやはり、
新湯に泊まった、去年(四十年)秋、笹子峠のトンネルを崩壊し、石和の町を白沙の巷に....
「めでたき風景」より 著者:小出楢重
長閑なことである。 しかしながら、私はまた夜の仕舞風呂の混雑を愛する。朝風呂の
新湯の感触がトゲトゲしいのに反して、仕舞風呂の湯の軟かさは格別である。湯は垢と幾....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
のです。
そこで風呂が沸くと、与八は真先にお毒見をするつもりで、郁太郎を抱いて
新湯を試みました。
ある日、与八が余念なく入湯していると、その姿を立って眺めて....
「白峰の麓」より 著者:大下藤次郎
と三階建の大きな家がある、右の崖の上にも新しい家が見える。前なるは古湯で後なるは
新湯、私は
新湯の玄関に荷物を下させた。 五 紺の裾短かな着物を着た....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
たびたび説法をしました。ところが宿の主人は特別に優待せられて毎日湯を沸かすと一番
新湯に入れといってくれるです。それが泊って居る間例のようになって居りました。この....