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「新紀元〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

新紀元の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
デンマルク国の話」より 著者:内村鑑三
をもって立つ国であるということができます。トーヴァルセンを出して世界の彫刻術に一新紀元を劃《かく》し、アンデルセンを出して近世お伽話《とぎばなし》の元祖たらしめ....
街頭から見た新東京の裏面」より 著者:杉山萠円
自由離婚だけが来る。しかもそれが大正十三年の春以後の東京に激増した事は、新日本の新紀元を画すると云ってもいい位だそうである。 も一つ序に書いておくが、警視庁の....
縮図」より 著者:徳田秋声
然劇壇を風靡していたが、一つは水際だった早斬りの離れ業が、今までのちゃんばらに一新紀元を劃したからでもあり、机|龍之介や月形半平太が、ことにも観衆の溜飲を下げて....
鼻の表現」より 著者:夢野久作
る何等かの意義を象徴して、その時代の人々を導きました。それ等の人々の盛衰興亡に一新紀元を劃し、それ等の人々が作る文化の栄枯消長に一転機を与えました。そうして後世....
ルクレチウスと科学」より 著者:寺田寅彦
切に論じたものもあった(4)。これは科学にとって自殺的な偏見である。近代物理学に新紀元を画した相対的原理にしても、素量力学や波動力学にしても、直観なしの推理や解....
新婦人協会の請願運動」より 著者:与謝野晶子
、主として全国婦人の連合運動を企図されるに到ったことなども、我国の婦人運動が茲に新紀元を画して、初めて実際に現代的意義を持つようになった表徴であろうと思います。....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
はめったに起らない。 『イムペレエタアと称する霊からの通信の開始は、私の生涯に一新紀元を劃するものである。それは私にとりて、精神的再生を遂げしめた教育期間で、爾....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
とを盛んに口にしていた。その歌劇こそ音楽の初めであり、あるいは少なくも、音楽に一新紀元を画するものであるとまで、唱えかねまじき様子だった。彼らの無知と軽薄とはそ....
モンアサクサ」より 著者:坂口安吾
えことになりやがったよ」 ちなみに、ヘソレビュウという奴を書いて、日本演劇史に新紀元をつくった脚本書きは、ほかならぬタロちゃんなのである。まことにどうも、よか....
美の日本的源泉」より 著者:高村光太郎
一切の難事業を実に見事に裁決させられた。国是は定まり、国運は伸び、わけて文化の一新紀元が劃せられた。美の領域に於ける太子の偉業は今日から見て実に世界大なものがあ....
かもめ」より 著者:神西清
聴いてやりましょうけれど、あれじゃ野心満々、――芸術に新形式をもたらそうとか、一新紀元を画そうとか、大した意気ごみじゃありませんか。わたしに言わせれば、あんなも....