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新約聖書
「新約聖書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
新約聖書の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「誰」より 著者:太宰治
約の時代に到って、サタンは堂々、神と対立し、縦横無尽に荒れ狂うのである。サタンは
新約聖書の各頁に於いて、次のような、種々さまざまの名前で呼ばれている。二つ名のあ....
「令嬢アユ」より 著者:太宰治
る。時々、背広服を着て旅に出る。鞄《かばん》には原稿用紙とペン、インク、悪の華、
新約聖書、戦争と平和第一巻、その他がいれられて在る。温泉宿の一室に於いて、床柱を....
「後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
ど前にユダヤのごくつまらない漁夫や、あるいはまことに世の中に知られない人々が、『
新約聖書』という僅かな書物を書いた。そうしてその小さい本がついに全世界を改めたと....
「聖書の読方」より 著者:内村鑑三
言葉は到る所に看出さる、而して是は単に非猶太的なる路加伝に就て言うたに過ぎない、
新約聖書全体が同じ思想を以て充溢れて居る、即ち知る聖書は来世の実現を背景として読....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
註)(一)アルビ教徒――南フランス、アルビに起りし新宗教、摩尼教の影響をうけて、
新約聖書のすべてを否定したるによって、法王インノセント三世の主唱による新十字軍の....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
葡萄の木を憎んだ。すると、葡萄は何時となく枯れて了うた。憎むと枯れる。面白い話。
新約聖書に、耶蘇が実らぬ無花果を通りかゝりに咀うたら、夕方帰る時最早枯れて居たと....
「デカルトと引用精神」より 著者:戸坂潤
うに、ルネ・デカルトはフランス語の恩人とされている。ダンテの『神曲』、ルターの『
新約聖書』の翻訳に、その意味で比較すべきものは、『方法叙説』と呼ばれているあの ....
「読書法」より 著者:戸坂潤
うに、ルネ・デカルトはフランス語の恩人とされている。ダンテの『神曲』、ルターの『
新約聖書』の翻訳に、その意味で比較すべきものは、『方法叙説』と呼ばれているあの ....
「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」より 著者:佐々木直次郎
るい動き、その戸たちどころに皆ひらけ、すべての囚人の縲絏《なわめ》とけたり、」と
新約聖書使徒行伝第十六章第二十五―六節に記されているところから、言った文句である....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
出会うことがよくあった。そこを通りかかった女たちは、初めそれをベルゼブル(訳者注
新約聖書にある悪鬼の頭)だとさえ思ったが、よく見るとブーラトリュエルであった。そ....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
にも珍しく聞えるでしょう。この少年は厳格なクリスチャンの家庭から託されたもので、
新約聖書の中のルカというキリストの弟子の名を取ってこうつけたのだそうです。 路....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
ゆる強いことに何もかも忘れて震《ふる》い上がるごとく感ずることがある。しかるに『
新約聖書』を見ると、その説くところはなはだ柔和《にゅうわ》にして強みがさらになき....
「銀三十枚」より 著者:国枝史郎
字をもって彫み込んであるのだということです。ところで貨幣の紋章ですが、旧約聖書と
新約聖書、その中に出て来る人物を、三十人だけ選択し、打ち出してあるということです....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
配さるべきもので、国教という様になりて国家と関係をつけるのは間違っている。吾等も
新約聖書にあるだけ、すなわち初期のキリスト教徒の信じただけを信ずべきであると説い....
「獄中通信」より 著者:戸坂潤
ブディズム》」(立花訳)、ポール・ケーラス「仏陀の福音」(八幡訳)などは好著。旧
新約聖書(明治二十五年版)などを通読。総計一万二千頁以上になろう。――さてここで....