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新草
「新草〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
新草の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「死者の書」より 著者:折口信夫
かねえ。 ある坊角に来た時、馬をぴたと止めて、独り言のように言った。 ……旧草に
新草まじり、生ひば 生ふるかに――だな。 近頃見つけた歌※所の古記録「東歌」の中....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
吾が居る袖に露ぞ置きにける」(巻七・一〇八一)、「おもしろき野をばな焼きそ古草に
新草まじり生ひは生ふるがに」(巻十四・三四五二)、「おもしろみ我を思へか、さ野つ....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
日が真面目に、晴やかに笑ってくれても、
夜が己を夢の網に捕えてしまう。
心嬉しく
新草の野を見て帰れば、鳥が啼く。
なんと啼くか。凶事と啼きおる。
虚妄の糸が旦暮....