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「方塞がり〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

方塞がりの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
かのように」より 著者:森鴎外
不幸にして選んだのだ。」 綾小路の目は一|刹那《せつな》鋼鉄の様に光った。「八方塞がりになったら、突貫して行く積りで、なぜ遣らない。」 秀麿は又目の縁を赤く....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
そいつは困る」 「困るたって、それを解決しなければ、永久にこうして亡者として、八方塞がりの籠の中を、うろうろ彷徨《うろつ》いて、無意味に行きつ戻りつしていなけり....
死の前後」より 著者:豊島与志雄
、彼女はひどく艶をおびた眼付をした。坪井は煙草に火をつけた。そして、東京はもう八方塞がりになってしまったから、郷里の知人に少しまとまった借金を申込んでいるが、そ....
迷信解」より 著者:井上円了
、その不道理なること、前に述べたる五行の説明によりて明らかである。かかる方違い、方塞がりを忌み嫌うことは、元来シナより伝わりたるに相違なきも、わが国にてもずいぶ....