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「方里〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

方里の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
斗南先生」より 著者:中島敦
の」に他ならず、「たとひ我が日本甘んじて白人の牛後となり、二三省の地を割き二三万方里の土地四五千万の人民を得るも、何ぞ黄人の衰滅に補あらん。又何ぞ白人の横行を妨....
地図をながめて」より 著者:寺田寅彦
るので、その面積は、もちろん緯度によってちがうが、たとえば東京付近でざっと二十七方里、台湾では約三十一方里、カラフトでは約二十一方里ぐらいに当たる。 この一枚....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
一 この巻は安房《あわ》の国から始めます。御承知の通り、この国はあまり大きな国ではありません。 信濃、越後等の八百方里内外の面積を有する、それと並び立つ時には、僅かに三十五方里を有するに過ぎない....
自然現象の予報」より 著者:寺田寅彦
能にして、観測の範囲の拡張につれて的中の公算を増すべしと考えらる。しかれども毎平方里における雨量の異同を予言するがごときは望み難かるべし。 地震の場合において....
かくれんぼ」より 著者:斎藤緑雨
の名もあるべき者が三筋に宝結びの荒き竪縞の温袍を纏い幅員わずか二万四千七百九十四方里の孤島に生れて論が合わぬの議が合わぬのと江戸の伯母御を京で尋ねたでもあるまい....
尾瀬沼の四季」より 著者:平野長蔵
色と赤色、紫色と種々の草の秋色が劃然としている、その美観! 白樺の紅葉は全山一方里位、燧岳の紅葉は匍松《はいまつ》地帯より始まり、赤色ナナカマド針葉樹内に混色....