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施薬院
「施薬院〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
施薬院の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
時代から活き返って来たような権田直助、その弟子井上頼圀、それから再度上京して来て
施薬院の岩倉家に来客の応接や女中の取り締まりや子女の教育なぞまで担当するようにな....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
宗も万々合点していることだから、其年の暮には上方の富田左近|将監《しょうげん》や
施薬院玄以に書を与えて、何様《どん》なものだろうと探ると、案の定一白や玄以からは....
「俳人蕪村」より 著者:正岡子規
ゆか》涼み笠《かさ》著《き》連歌の戻りかな 秋立つや白湯《さゆ》香《かんば》しき
施薬院 秋立つや何に驚く陰陽師《おんやうじ》 甲賀衆《かふがしゅ》のしのびの賭《....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
りを偲ばせる元林院|址とか、光明皇后が浴舎を建てて千人の垢を去りたもうた悲田院|
施薬院の址などもあるが、それも今は、苔と雑草の中からわずかに当時の石が顔を出して....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
根が、低地低地に密集している。そしてここにも散所民の生態がそっくりあった。しかし
施薬院、療病院、悲田院など、彼らのための施設は、荒れはてていた。 もともと、聖....