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「旃陀羅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

旃陀羅の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
から涌《わ》いて出でたことであります。 「日蓮は日本国東夷東条、安房の国海辺の旃陀羅《せんだら》が子なり。いたづらに朽《く》ちん身を法華経の御故《おんゆゑ》に....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
いない秘本をずいぶん持っていましたからね……『日蓮ハ日本国東夷東条安房ノ国海辺ノ旃陀羅《せんだら》ガ子ナリ!』これは佐渡御勘気鈔《さどごかんきしょう》という本の....
学生と先哲」より 著者:倉田百三
太平洋の波洗う外房州の荒れたる漁村に生まれた。「日蓮は日本国東夷東条安房国海辺|旃陀羅が子也」と彼は書いている。今より七百十五年前、後堀川天皇の、承久四年二月十....
牛捨場馬捨場」より 著者:喜田貞吉
生の常習者をも時にエタとも非人とも呼ぶことになった。漁家の出たる日蓮聖人が自ら「旃陀羅」すなわち屠者の子なりとも、また「畜生の身」なりとも言われたのはこれが為で....
旃陀羅」より 著者:喜田貞吉
、 。心も又身に対すればこそ月|金にもたとふれ。 などと、さらに詳しくその出生の旃陀羅であることを書いておられるのである。すなわち日蓮は、自ら旃陀羅の子たること....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
いうような、極めて同情のない説明をした場合もないではない。かの日蓮聖人が、自ら「旃陀羅の子なり」と云い、「身は人身にして畜身なり」とも、「畜生の身なり」とも云わ....
融和問題に関する歴史的考察」より 著者:喜田貞吉
ます。 エタとは本来屠者、すなわち獣類屠殺業者のことで、天竺の言葉では、これを旃陀羅といいます。日蓮聖人は漁師のお子でおわしたから、御自身の書かれたものに、御....
濫僧考」より 著者:喜田貞吉
「民族と歴史」八巻五号所載「旃陀羅考」中にちょっと述べておいた濫僧の事を、今少し精しく考証してみる。「旃陀羅....