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族親
「族親〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
族親の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
術せずに手離す例ありやすこぶる疑わし。また買い手が代価を議する前、売り手の双親一
族親友輩がその馬の売却に異議なきやを確かむるを要す。然《しか》せざれば代金支払い....
「めでたき風景」より 著者:小出楢重
ながらでなくては見ていられないかも知れない。芝居見物というのはあの狭い桝の中で家
族親類は懇親を結び、芸妓は旦那と、男は女と、懇親を結ぶ場所であり、そして舞台では....
「女大学評論」より 著者:福沢諭吉
兄公女公に敬礼を尽して舅姑の感情を傷わず、※と睦じくして夫の兄嫂に厚くするは、家
族親類に交わるの義務にして左もある可きことなれども、夫の兄と嫂とは元来骨肉の縁な....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
えおったな」 東太を自分のムコにしてしまえば、あとは野となれ山となれ、すでに同
族親類で、バラリがうまくいかなくともまたゴマカシもきくし、強いてインネンもつけに....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
の産土神の如くである。征服した各豪族の産土神を興し、その祖神を神話にとり入れて同
族親類とし、人心シュウランに努めたものと思われるのである。 こういう神話の人物....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
自家の一族化したものだ。だから全国の豪族はみんな神々となって天皇家やその祖神の一
族親類帰投者功臣となっている。そして各国のあらゆる豪族と伝説と郷土史がみんな巧妙....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ノ尉も、これには手をやくだけだった。彼は、鎌倉の内管領、長崎円喜の子で、北条氏の
族親ではない。 ところがここの陣々にある阿曾、名越、大仏、佐介、金沢、塩田など....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
が、もともと彼らはこれを世職としているから賤しいので、普通一般の人民とて、その家
族親戚の死者を葬り、その墓を守るという様な事については、陵戸の仕事もしたでありま....