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旗奉行
「旗奉行〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
旗奉行の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「長篠合戦」より 著者:菊池寛
追いながら、「旗を棄てて逃げるとは、それで甲州武士か」と嘲笑をあびせると、武田の
旗奉行振り返って、「いやその旗は旧くなったものだから棄てたので、かけ代え此処に在....
「島原の乱」より 著者:菊池寛
の伊織十四歳になるのを伴って進んだ。激戦なので、掲げる金の旗印が悉く折れ破れた。
旗奉行神谷|杢之丞、漸く金の旗を繕って、近藤兄弟をして、崖を登って掲げしめた。 ....
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
御曹司様衆と称された、貴族の若殿の一団も、前髪姿で控えていた。 この他槍奉行、
旗奉行、御蔵奉行、御料人様衆、御小姓衆、御しょう堂様衆、御|同朋衆、御使者番、御....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
お船方の綾居殿はキリリとしておいでなさるが、額つきが横から見るといけませんよ。お
旗奉行の御内儀は、お色が黒い。お色の黒いのが悪いとは言わないけれど、浅黒いのにも....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
浅からぬ方であった。 土肥庄次郎の父を半蔵と言い、祖父を新十郎と言い、これは御
旗奉行格大坪流の槍の指南役であった。その仕込みを受けて、あっぱれ免許皆伝の腕とな....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
」 「勝ちに逸れば、大敗を取る公算も多い。……すでに、ここの勢も二千とかぞえて、
旗奉行の了現は誇っておるが、あらましは散所の浪人や、烏合の輩。元々、たのめる武士....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
布告だった。あらかじめ内々のしたくはすでにすすんでいたことがわかる。老臣、侍頭、
旗奉行などから一言の答えを呈し、そしてそれぞれな長屋や武具倉へ別れ別れに群れをく....