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日与
「日与〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
日与の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「三四郎」より 著者:夏目漱石
った。汽車の中でみやげに買った栗《くり》を一人でさんざん食った。その余りはあくる
日与次郎が来て、みんな平らげた。 三四郎はふわふわすればするほど愉快になってき....
「耽溺」より 著者:岩野泡鳴
してまわった。 僕が出発した翌日の晩、青木が井筒屋の二階へあがって、吉弥に、過
日与えた小判の取り返し談判をした。 「男が一旦やろうと言ったもんだ!」 「わけな....
「清貧の書」より 著者:林芙美子
た。 十一 沈黙《だま》って故郷へは送金しよう、――私はそう思って毎
日与一の額の繃帯を巻いてやった。 「ちょっとした怪我《けが》でも痛いンだから、こ....
「技術の哲学」より 著者:戸坂潤
はなくて、あたかも却って逆に、愈々その危機・矛盾そのものへしか導かない、それが今
日与えられた明らかな事実なのである(後を見よ)。実はこの点にこそ、技術が今日のブ....
「娯楽論」より 著者:戸坂潤
能について思を致さねばならぬだろう。娯楽欄・娯楽雑誌・娯楽の時間・其の他に於て今
日与えられている所謂娯楽は、暇つぶしや慰安ではあっても、娯楽とは云うことが出来な....