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日報
「日報〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
日報の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「首が落ちた話」より 著者:芥川竜之介
時の追憶になると、木村少佐は何を思ったか急に立ち上って、室の隅に置いてあった神州
日報の綴《と》じこみを、こっちのテエブルへ持って来た。そうして、その中の一枚を山....
「Mensura Zoili」より 著者:芥川竜之介
器の如きは、近代の驚異だと云う評判です。もっとも、これは、ゾイリアで出るゾイリア
日報のうけ売りですが。」
「価値測定器と云うのは何です。」
「文字通り、価値を測....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
ばあります。日清戦争には二六新報の遠藤君が威海衛で戦死しました。日露戦争には松本
日報の川島君が沙河で戦死しました。川島君は砲弾の破片に撃たれたのです。私もその時....
「地獄の使者」より 著者:海野十三
三十分前後で死因はピストルの弾丸ではなくて、心臓麻痺だそうです。詳しいことは、明
日報告するといわれました。おわり」 旗田鶴彌の死因は、ピストルの弾丸ではなくて....
「灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
念品とかいただけしかみあたらなかった。折紙大の新聞紙の切れはしは、ありふれた証券
日報のふるいのであり何の暗示めいた文字も見当らなかった。口紅は金色のケースにはい....
「久坂葉子の誕生と死亡」より 著者:久坂葉子
結末になりかけた。私は、何でもいいから私だけの仕事をしたいとのぞんだ。偶然、又新
日報という新聞が出来、最初の連載小説をたのまれた。一回千円の契約で、年内中に二十....
「幸福な家庭」より 著者:井上紅梅
はずっと前から、原稿料で生活をして行きたいと考えていたが、投稿するなら、まず幸福
日報社が好かろうと規めていた。そこは比較的に稿料を余計に呉れるからだ。しかし、作....
「勧善懲悪」より 著者:織田作之助
※お手入れがあってみると、さすがに丹造も居たたまれず、暫らくまごまごした末、大阪
日報のお抱え俥夫となった。殊勝な顔で玄関にうずくまり、言葉つきもにわかに改まって....
「奇巌城」より 著者:菊池寛
づいて、 「君は何という新聞社ですか、身分証明書を持っていますか。」 「ルーアン
日報社です。」その記者は身分証明書を出して見せた。判事は次の記者に向って 「そし....
「赤げっと 支那あちこち」より 著者:国枝史郎
上海などへ行くより先に、大連へ行かなければならなかったのだ。と云うのは大連の満洲
日報社との取引関係があったから。 僕も然うしようかと思っていた矢先に、名古屋の....
「青春の息の痕」より 著者:倉田百三
子たち」を四綴だけ読み終わりました。艶子の話では、まだ二綴あったそうですが、中外
日報社からは四綴しか来ません、どうしたのでしょう、一応お伺いいたします。(久保正....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
して出勤しろと言われたので、わたしは一月二十二日の午後に『東京日日新聞』発行所の
日報社をたずねた。その頃の
日報社は銀座尾張町の角にあった。それは雪催いの寒い日で....
「一日一筆」より 著者:岡本綺堂
は一種の思い出がある。 私が十五歳で、築地の府立中学校に通っている頃、銀座の旧
日報社の北隣――今は額縁屋になっている――にめざましと呼ぶ小さい汁粉屋があって、....
「道鏡皇胤論について」より 著者:喜田貞吉
た人すらあった。すなわち世の誤解を防がんが為に、当時その趣意を簡単に記述して中外
日報紙上に掲載を請うた事があったが、今もなおそんな誤解を有する人の無きにあらざる....
「西航日録」より 著者:井上円了
の地、山に踞し海に臨み、極めて狭隘なるを遺憾とす。午前上陸、桐野領事および『華字
日報』主筆潘飛声に面会す。ともに余が旧知なり。なかんずく潘氏は、十五年前ドイツ・....