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「日時計〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

日時計の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
(Clepsydra)と名付ける水時計と、それからポロス(Polos)と名づける日時計である。後者は一本の垂直な棒の下へその棒と同長の半径を有する凹半球に度盛を....
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
奇しそうな視線を立ち並ぶ古代時計に馳せはじめた。 それには、カルデアのロッサス日時計やビスマーク島ダクダク講社の棕櫚絲時計。水時計の類には、まず、トレミー朝歴....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
数十冊――(大芸術家を以て任ずる失職活動俳優の自称「創作」) ――紙で作った懐中日時計――(老理髪師製作) ――竹片で赤煉瓦に彫刻した聖母像――(天主教を信ずる....
人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
萄――。近東の名菓がたわわに実っているところは、魔宮か、魅惑の園のよう。そこへ、日時計のついた噴泉が虹をあげ、風は樹々をうごかし、花弁は楽の音にゆすられる。彼は....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
場にまた大いに感心し、それから「異国者の島」の博物園では十六世紀のお寺と、お寺の日時計・砂時計・礼拝中に居眠りするやつを小突くための棒・男たちの wicked ....
ドナウ源流行」より 著者:斎藤茂吉
は稍滑稽を感じ、勘定をすませてそこを出た。 僕は心の抑制から脱して、伽藍の壁の日時計の残っているのを見ていた。時計の真中に黄金の光が炎のように画いてあって、そ....
暗号舞踏人の謎」より 著者:ドイルアーサー・コナン
の間は、そんなものは画かれませんでしたが、ちょうど昨日の朝、またまた私は、庭園の日時計の上に、この紙片がおかれてあるのを見つけたのでした。私はそれをエルシーに見....
キャラコさん」より 著者:久生十蘭
しゃれた山小屋《ヒュッテ》が建っている。 窓のあけかたや、長押《なげし》の壁に日時計をつけたところなどをみると、南|瑞西《スイス》のモン・フォールの山小屋《キ....
三国志」より 著者:吉川英治
あ、どうでしょう」 諸将はなお信じなかった。 三日目になると、孫策は、陣外へ日時計をすえさせて、二人の兵に日影を見守らせていた。 「辰の刻です」 番兵は、....