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日深
「日深〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
日深の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二十世紀旗手」より 著者:太宰治
ったお金の額だけ働いて呉れることと存じます。四日、深夜。太宰治。」
「拝復。四
日深夜附|貴翰《きかん》拝誦《はいしょう》。稿料の件は御希望には副《そ》えません....
「風の便り」より 著者:太宰治
が出来て、幸福なんですよ。私は、二十も若くなりました。草々頓首。 七月七
日深夜。木戸一郎 井原退蔵様 木戸君。 やっぱり自分のほうが、君より役者....
「虚構の春」より 著者:太宰治
らだを大事にして下さい。不文、意をつくしませぬが、御判読下さいまし。十一月二十八
日深夜二時。十五歳八歳当歳の寝息を左右に聞きながら蒲団の中、腹這いのままの無礼を....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
迄もない。 ◯さて、休んでいた間にも、帝都への大爆撃はあった。それは去る四月十五
日深更より十六日暁へかけての夜間爆撃で、蒲田、荏原、品川、大森をやられ、大小の工....
「蜘蛛」より 著者:甲賀三郎
たが、蜘蛛類にも猛毒なものがあるからそれを利用することにした。 ×月×日 今
日深夜ひそかにテストをしてみた。しごく成績がよい。おれがはじめ心配したのは回転速....
「正義と微笑」より 著者:太宰治
添えて事務所まで御送附の事。試験その他の事項に就いては追って御通知する。六月二十
日深夜までにその御通知の無之場合は、断念せられたし。その他、個々の問合せには応じ....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
って死んだ長男|恒善である。その三には五人の法諡が並べて刻してある。「医妙院道意
日深信士、天明四|甲辰二月二十九日」としてあるのは、抽斎の祖父|本皓である。「智....
「女性の歴史」より 著者:宮本百合子
家であると、そのように生々として、新しい作品をもたらす人はいたって少い。ここに今
日深刻な問題がある。 今日の二十四五歳から三十代の人々は、男女ともに戦争のなか....
「働く婦人の新しい年」より 著者:宮本百合子
定して向上の見とおしのない位置におかれたままの状態である。この点の改善の希望は今
日深い意味をもって現れている。若い女性たちにとって、新しい職場をもった最初の心持....
「今日の文化の諸問題」より 著者:宮本百合子
びプロレタリア文化の萌芽などがふくまれているのである。同時に、ブルジョア文化は今
日深刻な内的矛盾を持っている。 なるほど、ブルジョア文化も封建時代の文化に対抗....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
者は記憶しているだろう。いまわれわれが少しく明るみに持ち出さんとするのは、既に今
日深い暗闇《くらやみ》のうちに包まれているこのジャンヴルリー街の有名な防寨のこと....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
おいてもさッそくそッと読んでみようという気持になってのことでしょうが、あいにく当
日深夜に失火して屋敷もろともオーカミイナリの古文書も焼失してしまったのです。さア....
「嘘の効用」より 著者:末弘厳太郎
だとすると、多数の場合に事実上、賠償請求の目的を達することができない。例えば、先
日深川でガスタンクが爆発した。会社は不可抗力だと称し、被害者は会社の過失だという....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
日 着到 和泉党 百四十六人 金剛寺僧 九人 散所衆 四十五人 十三
日深夜 備前国ヨリ帰参ノ衆 島々ノ海上衆 合セテ二百二十人 十四日 吉....
「春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
存在がわからず、したがって汽車の切符も次の飯詰駅まで買っておいたのであったが、昨
日深沢君から「二八ヒゴ三ネンエキマツ」という電報が東京の宅に届いた。それを自分は....