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日記
「日記〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
日記の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「大導寺信輔の半生」より 著者:芥川竜之介
語の小説などを貸した。彼は四学年を卒業した時、こう言う借りものの小説の中に「猟人
日記」の英訳を見つけ、歓喜して読んだことを覚えている。が、「教育上の責任」は常に....
「報恩記」より 著者:芥川竜之介
》は、甚内《じんない》とか云ったと聞いています。そう云えばつい二三年以前、阿媽港
日記《あまかわにっき》と云う本を書いた、大村《おおむら》あたりの通辞《つうじ》の....
「彼」より 著者:芥川竜之介
わら》へ行っているんだがね、僕はこの間《あいだ》何気《なにげ》なしに美代ちゃんの
日記を読んで見たんだ。……」
僕はこの「何気なしに」に多少の冷笑を加えたかった....
「葱」より 著者:芥川竜之介
ととぎす》」「藤村《とうそん》詩集」「松井須磨子《まついすまこ》の一生」「新朝顔
日記」「カルメン」「高い山から谷底見れば」――あとは婦人雑誌が七八冊あるばかりで....
「日光小品」より 著者:芥川竜之介
雑誌の編輯《へんしゅう》に急がれて思うようにかけません。宿屋のランプの下で書いた
日記の抄録に止めます。
（明治四十四年ごろ）....
「西郷隆盛」より 著者:芥川竜之介
が挙げた加治木常樹《かちきつねき》城山籠城調査筆記とか、市来四郎《いちきしろう》
日記とか云うものの記事を、間違のない事実だとする事です。だからそう云う史料は始め....
「二つの手紙」より 著者:芥川竜之介
ものかと申しますと、大体においてこれまでに三度ございました。今それを一つずつ私の
日記を参考として、出来るだけ正確に、ここへ記載して御覧に入れましょう。
第一は....
「馬の脚」より 著者:芥川竜之介
とである。これは彼の苦心の中でも比較的楽な方《ほう》だったかも知れない。が、彼の
日記によれば、やはりいつも多少の危険と闘《たたか》わなければならなかったようであ....
「或る女」より 著者:有島武郎
れから大事な事を忘れていたのに気がついて、廊下越しに興録を呼び出して薬びんや病床
日記を調《ととの》えるように頼んだ。興録の持って来た薬びんから薬を半分がた痰壺《....
「星座」より 著者:有島武郎
学雑誌」「文芸倶楽部」などのバック・ナムバアと、ユニオンの第四読本と博文館の当用
日記とが積んであるのを清逸は見て知っていた。机の前の壁には、純次自身の下手糞な手....
「弓町より」より 著者:石川啄木
人間の感情生活（もっと適当な言葉もあろうと思うが）の変化の厳密なる報告、正直なる
日記でなければならぬ。したがって断片的でなければならぬ。――まとまりがあってはな....
「追憶」より 著者:芥川竜之介
西川と同級だったために少なからず啓発を受けた。中学の四年か五年の時に英訳の「猟人
日記」だの「サッフォオ」だのを読みかじったのは、西川なしにはできなかったであろう....
「朱日記」より 著者:泉鏡花
か知らんが、ちょうど一週間前から、ふと朱でもって書き続けた、こりゃ学校での、私の
日記だ。 昨日は日曜で抜けている。一週間。」 と颯と紙が刎ねて、小口をばらば....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
所に戻して置くこと。修理を要するような場合には、幹事に報告し、かつ色々の出来事は
日記に一々記録して置くこと。また毎週一日は器械の掃除日とし、一ヶ月に一度はガラス....
「本所両国」より 著者:芥川竜之介
たものは何よりも先に「お竹倉」だったであろう。僕は中学を卒業する前に英訳の「猟人
日記」を拾い読みにしながら、何度も「お竹倉」の中の景色を――「とりかぶと」の花の....