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旧人
「旧人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
旧人の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「純粋小説論」より 著者:横光利一
派はともかくも少くとも純粋小説をもって現れなければ意義がないと思うばかりでなく、
旧人といえども、純粋小説に関心なくして、今後の成長打開の道はあるまいと思う。 ....
「青年」より 著者:森鴎外
す」 話が横道へ逸れるのを、純一はじれったく思って、又出直して見た。 「なる程
旧人と新人ということは、女の事にばかり云ってあるようですね。そんなら僕も新しい人....
「子供・子供・子供のモスクワ」より 著者:宮本百合子
である程度以上年齢の差ある大人と子供は大人子供というより、根本的に世界観の違った
旧人間と新人間の差である場合が多い。彼らは社会主義国家の働きてとして健康な集団生....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
したことになるのだが、異人氏は追い出されると思ってはいない。新人|来《きた》れば
旧人去るのは当然の理法だと考えている。またそれが自分の自由だと考えている。こちら....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
か荒くのびて来ます。なかなかこの関係はおもしろい。今日の文壇というところ、新人が
旧人です。これは何故だろう。世智辛いのね、世智辛いところが
旧人をつくり、出来上っ....
「金銭無情」より 著者:坂口安吾
D氏は、哲学界の新人は? といふ記者の問に答へて、さて、新人かどうか、彼はすでに
旧人だが、と、最上清人の名をあげて、彼の思想はギリシャにもローマにも近代にも似て....
「戦後新人論」より 著者:坂口安吾
を叩きつぶす大山あれば、東に木村を破って名人位を奪う塚田あり、A級の十名中には、
旧人の名を見ることができない。 一昔前と思い合せれば、月とスッポンの差があって....
「文学的饒舌」より 著者:織田作之助
。 新人が登場した時は、万人は直ちに彼を酷評してはならない。むしろ多少の欠点(
旧人から見れば新人はみな欠点を持っている)には眼をつむって、大いにほめてやること....
「中津留別の書」より 著者:福沢諭吉
そう》し、家内安全、天下富強の趣意を了解せらるべし。人誰か故郷を思わざらん、誰か
旧人の幸福を祈らざる者あらん。発足の期、近《ちかき》にあり。怱々《そうそう》筆を....
「ハイカラ考」より 著者:木村荘八
性)使っても、ハイカラ、或いはハイ・カラーは、もはや云わない。ただわれわれ年輩の
旧人が、シックなハイ・ネックをも「ハイカラ」と呼んで、笑われることがあるだけであ....
「二葉亭追録」より 著者:内田魯庵
閉ざさした。二葉亭は近代思想の聡明な理解者であったが、心の底から近代人になれない
旧人であったのだ。 それなら二葉亭は
旧人として小説を書くに方っても天下国家を揮....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
閙する東京の電車にはとても飛び乗れそうにない。ラジオ流行の時節にも到底救われない
旧人だと見えて、酒の座などで、いきなり、ワァワァワァと唸られると、それこそカッと....