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旧約聖書
「旧約聖書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
旧約聖書の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「風の便り」より 著者:太宰治
、「作家」という一天使に浄化する事がどうしても出来ません。 私のいまの仕事は、
旧約聖書の「出エジプト記」の一部分を百枚くらいの小説に仕上げる事なのです。私にと....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
にしてかの愛鷹丸に乗り込むと、駿河の海は怒って暴れて、かれを乗せた愛鷹丸はヨナ(
旧約聖書の中の予言者)を乗せた船のように、ゆれて傾いた。しかも、罪ある人ばかりで....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
いた。右側のは処女受胎の図で、いかにも貧血的な相をした聖母が左端に立ち、右方には
旧約聖書の聖人達が集っていて、それがみな掌で両眼を覆い、その間に立ったエホバが、....
「相撲」より 著者:寺田寅彦
たら存外おもしろい結果が得られはしないかと思われる。 少し唐突な話ではあるが、
旧約聖書にたしかヤコブが天使と相撲を取った話がある。 その相手の天使からイスラ....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
土は爾の為に荊棘と薊を生ずべし。爾は額に汗して苦しみて爾のパンを食わん」
斯く
旧約聖書は草を人間の罰と見た。実は此の罰は人の子に対する深い親心の祝福である。
....
「道徳の観念」より 著者:戸坂潤
、「たぐい」であり類であり、根柢に於てそれが性関係に基くことを示しているだろう。
旧約聖書的な父子兄妹相姦の如きものが最も非人倫的なものと考えられるのは、だからこ....
「ウィリアム・ウィルスン」より 著者:佐々木直次郎
帝。その放埒な乱行をもって知られている。 (3)the dim valley――
旧約聖書詩篇第二十三篇第四節に出ている「死のかげの谷」のこと。 (4)leadi....
「愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
n me! と貼紙をした。そして夜となればランプをともして好んで中世紀の哲学や
旧約聖書やアウグスチヌスやトマス・ア・ケンピスなどを読んだ。ことにトマス・ア・ケ....
「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」より 著者:佐々木直次郎
ある。 注 七頁 カインの主義 カインはアダムの長子で、弟アベルを殺した男。
旧約聖書創世記第四章第八―九節に「彼等野におりける時、カインその弟アベルに起ちか....
「カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
t を宣告することになっているのだ。ロシアでもピョートル大帝以前の昔には主として
旧約聖書から題材を取った同じような劇が、やはりときどき演ぜられていたんだが、こう....
「学生と先哲」より 著者:倉田百三
治 法華経の行者日蓮 倉田百三 祖国への愛と認識 ニーチェ ツァラツストラ如是説
旧約聖書中のイザヤ書。妙法蓮華経。マルチン・ルーテル伝。....
「銀三十枚」より 著者:国枝史郎
ソロモン、ダビデ、サムソン、ヨシュヤ、サムエル、エリヤ、その他の人々で、いずれも
旧約聖書中の、大立者の肖像であった。肖像の下に有るか無い程の小さい小さい横文字で....
「ばけものばなし」より 著者:岸田劉生
る。そのきみの悪さを日本妖怪の作者は掴んでいるのである。 壁から手の出る話は『
旧約聖書』にもあるが、日本の便所や天井から出る手は正に凄い。例の『四谷怪談』では....
「「可愛い女 犬を連れた奥さん 他一編」あとがき」より 著者:神西清
名である。同じくトルストイはその編著『読書の環』にこの作品を載せて、チェーホフを
旧約聖書のバラム(『民数紀略』二十二章以下)になぞらえ、「彼も初めは詛うつもりだ....
「青春の息の痕」より 著者:倉田百三
ウグスチヌスや主として、レリジアスなものを研究しています。あなたと同じように私は
旧約聖書にたいへん興味を感じて読みます。私は祈祷の心理を日に日に深くしてゆきます....