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明徴
「明徴〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
明徴の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
了った。そして、こうした日本精神教育が、今日では全く文部省の管轄外であって、国体
明徴の場合でも明らかであったように、もっと外の管轄にぞくすることは、有名だ。 ....
「今日の文学の展望」より 著者:宮本百合子
人事件が無罪と決定したこと並に、明春建国祭を期して一大国民運動をおこして特に国体
明徴、日本精神の昂揚、個人主義、自由主義、功利主義、唯物主義の打破等精神総動員の....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
ズムとしての外貌に相違はあるのだが、夫は事実大した相違ではない。例えば一方が国体
明徴(尤も之はもっと他のファシスト層からの借りものだが)・積極財政(之も実は虎の....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
翻訳・大日本外交文書の編纂出版・『御堂関白記』の複本作製・『帝王学』の刊行・国体
明徴用書冊編纂(文部省)・『帝室制度史』編纂着手・等々一連の国粋文化宣揚運動など....
「辞典」より 著者:戸坂潤
以来、右翼政治思想諸団体間の戦線統一がおのずから行われると平行して、夫は遂に国体
明徴に帰着統一されることとなった。日本の国体の本義はこの絶対主義にあるのであって....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
れ得るものだ、ということを告げている。政治家などは人気恢復の材料がなくなると国体
明徴の演説をやったり何かし始めるが、所謂機関説の是非は専門的に研究して見なければ....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
想界一般について、七――一一は自由主義反対の動きについて、特に一二――一四は国体
明徴問題について、一五――一七は農村対策の問題について、一八――二〇は経済財政の....
「最近日本の科学論」より 著者:戸坂潤
進行に伴うファッショ的文化情勢であったのである。「知育偏重」排撃を中心とする国体
明徴主義其の他の科学教育・科学政策・が強化されるに及んで、自然科学者らしい自然科....
「明治の五十銭銀貨」より 著者:服部之総
名で獲得していた。相当の金は出したのであろうが、昭和終戦後の軍部書類とひとしく、
明徴はどこにも残されていない。この許可状をたねにして、米公使から明治政府に、その....
「穀神としての牛に関する民俗」より 著者:中山太郎
発見される。即ち大国主命の御子に和加布都努志命のおわしたことは、出雲国風土記にも
明徴があり、さらに同書によれば命は『天地《あめつち》の初りの後、天《あめ》の御領....
「思想動員論」より 著者:戸坂潤
ーを発見することによって、統一の希望を持てるようになって来た。之は他ならぬ「国体
明徴」主義なのである。国民精神というのは極めて曖昧だと云われても抗弁の仕方を知ら....
「一九三七年を送る日本」より 著者:戸坂潤
之は文部省単独の仕事ではなく内政全般に渡る責任によるものだが)を別としても、国体
明徴のために文理大や若干の帝大に国体学講座を新設するとか、又引き続き国体
明徴に資....