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明治節
「明治節〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
明治節の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「少女地獄」より 著者:夢野久作
る破目に陥ったのであった。 私の日記を翻して見ると、それはやはり十一月の三日、
明治節の日であった。彼女が事を起すのは、いつも月末から初旬へかけた数日のうちで、....
「柿の種」より 著者:寺田寅彦
ことが、あの伊藤公の生涯にやはりそれだけの影響を及ぼしたのかもしれないと思った。
明治節の朝、朝香宮妃殿下の薨去が報ぜられた。風が寒かったが日は暖かであった。上野....
「酒ぎらい」より 著者:太宰治
の理窟を言い、とうとうY君をも、酒の仲間に入れることに成功した。Y君は、その日は
明治節で、勤めが休みなので、二、三親戚へ、ごぶさたのおわびに廻って、これから、も....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
も面白い眺めでした。 太郎は七時半ごろ、寿江子が駅まで来てつれてかえりました。
明治節のお式に出なくてはいけないから。 あの仕事てつだって貰っている絵の娘さん....
「四国遍路日記」より 著者:種田山頭火
ので、同宿の不動老人がぶつくさいっていた。 (十一月三日) 山家ひそかにもひたき
明治節 山の学校けふはよき日の旗をあげ もみづる山の家あれば旗日の旗 よい連れが....
「昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
代さんは、すまして、やさしく少年の頬をつねった。 ○ 十一月三日、
明治節の朝だ。武勲かがやく昭和遊撃隊は、碧海島を後にして、いよいよ東京湾へ凱旋《....
「余齢初旅」より 著者:上村松園
待していただいたのであった。 上海神社というのへ参詣する。十一月三日はこちらの
明治節のいい日であったので、結婚式が幾組もあった。白装束のや三つ衣裳のあげ帽子を....