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「明石海峡〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

明石海峡の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
私本太平記」より 著者:吉川英治
は尊氏の僥倖というしかない。――彼の乗船、およびそのほか大小の兵船は、乱離な影を明石海峡にみだしながら、ひとまず播州室ノ津の港へさして落ちたのだった。 僥倖と....
私本太平記」より 著者:吉川英治
づけているものにちがいない。 「……と、すれば」 尊氏は思案になやむ。 もう明石海峡はすぐ目のさきだ。すみやかに退いた敵の義貞の覚悟のほどもわからなくはない....
私本太平記」より 著者:吉川英治
あった。 「尊氏の水軍は、きのうの風雨も冒して室を出たらしく、もう先駆の船影が、明石海峡のくちまで来つつある由です」と。 「すわ」 と、陣はいろめき立った。思....