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明石海峡
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「私本太平記」より 著者:吉川英治
は尊氏の僥倖というしかない。――彼の乗船、およびそのほか大小の兵船は、乱離な影を
明石海峡にみだしながら、ひとまず播州室ノ津の港へさして落ちたのだった。 僥倖と....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
づけているものにちがいない。 「……と、すれば」 尊氏は思案になやむ。 もう
明石海峡はすぐ目のさきだ。すみやかに退いた敵の義貞の覚悟のほどもわからなくはない....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
あった。 「尊氏の水軍は、きのうの風雨も冒して室を出たらしく、もう先駆の船影が、
明石海峡のくちまで来つつある由です」と。 「すわ」 と、陣はいろめき立った。思....