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明言
「明言〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
明言の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
をもって、化学者の多様な経験の結果は物質不滅という古来の哲学者の考えを確証すると
明言することができるのである。 開闢論に関する問題を論ずるに当って物質が突然に....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
なものであろうと思いますね」 カンノ博士は神秘《しんぴ》な火星人説を信じないと
明言《めいげん》した。 「おやおや、それでは、せっかく火星人と仲よしになって握手....
「爆薬の花籠」より 著者:海野十三
ーネフやニーナはメキシコ人ではないから、公使館では、彼らのことで責任はおわないと
明言した。が、そのときはもう、あとの祭だった。 それはさておき、ニーナは、にん....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
に懇望されたにもかかわらず、臨終に際して、自分は悪夢におそわれているということを
明言しながら、みずから求めて死んでしまった。わたしは彼が死ぬまでその原稿を密封し....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
全という訳には行かない。議会の委員が安全灯を試験した際にも、ファラデーはこの由を
明言した。ファラデーは先生のデビーにはどこまでも忠実であったが、しかし不正を言う....
「ばけものばなし」より 著者:岸田劉生
く、賢明にして意志の強いような人物は、「世に変化の類あることわりなし」とか何とか
明言しているが、その人が今日の唯物論を学んでいた訳はないので別に学術上の確かな論....
「甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」より 著者:井上円了
たずねしに、某の木と某の草とを調合して服用すべしと教えたり。されど、その草の名を
明言せざりしをもって、再三これを問い返せども、さらに知れず。ここにおいて、あまね....
「二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
問すると、「唯の通り一遍の知り合いだからマダ発表する時期にならない、」とばかりで
明言しなかった。が、「一見して気象に惚れ込んだ、共に人生を語るに足ると信じたのだ....
「二葉亭四迷」より 著者:内田魯庵
多少の遊戯分子を伴うゆえに文学ではドウシテも死身になれない」と或る席上で故人自ら
明言したのがその有力なる理由の一つであろう。が、文学には果して常に必ず遊戯的分子....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
ないが、多少なりともこれに類した事実が作者の視聴内にあった乎否乎は二葉亭はかつて
明言しなかった。ただその頃の作家は自分の体験をありのままに書き周囲の人物をモデル....
「明治の文学の開拓者」より 著者:内田魯庵
近来はアイコノクラストが到る処に跋扈しておるから、先輩たる坪内君に対して公然
明言するものはあるまいが、内々では坪内君の文学は自分等とは交渉しないナドトいって....
「奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
中尊寺を建立し、その本尊仏に対して「願文」を捧ぐるや、みずからその俘囚なることを
明言しているのである。 弟子は東夷の遠酋なり。生れて聖代の征戦なきにあひ、長く....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
「神は眠るというがごとき言葉は異端の表現なり。聖書も教会も神は人類をみそなわすと
明言せるに拘らず、あたかもそれを否定するがごとき口吻なり」それだけでも罪に値する....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
欧州にてヤソ教の次第に衰うる一例は、その人民中、自らヤソ教の信徒にあらざることを
明言するもの、年一年より加わるを見て知るべし。すでにフランスのごときは、一八八一....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
、日本がアメリカ追従の外交をやっていけば、アジアの孤児になるであろうということを
明言してもさしつかえないと思うのであります。(拍手) 諸君、さいきん中国側にお....