昔の人[語句情報] »
昔の人
「昔の人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
昔の人の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
っている。それが言葉によって現わされる為めには、勢い周到な表現を必要とする。詩は
昔の人の為めにだ。そして小説と戯曲とは今の人の為めにだ、と。 私はそうは思わな....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
観測を行ったはずだということをキケロが推算したのは前に述べたが、これから見ても、
昔の人々は何の躊躇もなくこの世界が非常に古くから存立していたという仮定をしたこと....
「三十年後の東京」より 著者:海野十三
。この地下鉄の方が安全なんです。なにしろ巨大なる原子力が使えるようになったから、
昔の人にはとても考えられないほどの大土木工事や大建築が、どんどん楽にやれるのです....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
。この地下鉄の方が安全なんです。なにしろ巨大なる原子力が使えるようになったから、
昔の人にはとても考えられないほどの大土木工事や大建築が、どんどん楽にやれるのです....
「海底都市」より 著者:海野十三
然にのみまかせていたのは昔のことさ。なんという知恵のない話じゃないか。さればこそ
昔の人間はやたらに病気にかかって悩み、そして衰弱し生命を縮めた。そればかりか人智....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
子にふんぞりかえったまま、副官に対し、早く第十九階の会議室へやれと、いそがした。
昔の人が、この会話をきいたら、元帥は気がちがっているのだと思うであろう。椅子に根....
「地球要塞」より 著者:海野十三
だ。 クロクロ島は、約十万トンもある大きな潜水艦である。 十万トンの潜水艦!
昔の人は、聞いただけで、びっくりするであろう。いや信じないかもしれない。 だが....
「絵本の春」より 著者:泉鏡花
その大川に洪水した。――水が軟に綺麗で、流が優しく、瀬も荒れないというので、――
昔の人の心であろう――名の上へ女をつけて呼んだ川には、不思議である。 明治七年....
「白い下地」より 著者:泉鏡花
白い下地が有って、始めて其の浅黒さを見せるのである。 色の白いのは七難隠すと、
昔の人も云った。しかしながら、ただ色が白いというのみで意気の鈍い女の顔は、黄いろ....
「一利己主義者と友人との対話」より 著者:石川啄木
んてさびしい晩だろう」どっちも七五調じゃないか。 B それは極めて稀な例だ。 A
昔の人は五七調や七五調でばかり物を言っていたと思うのか。莫迦。 B これでも賢い....
「おびとき」より 著者:犬田卯
れると、何としても御輿を上げずにはいられなかった。 「米糠三升持ったら何とかって
昔の人はよくいったもんだ」と呟きながら彼は沼へ下りて行った。 二 沼....
「余齢初旅」より 著者:上村松園
、この地に博物館があるというので、それをさっそく観に出かけた。博物館では、きっと
昔の人のかいたいい作品が数多く観られることであろうと楽しみにして出かけてみたが、....
「迷信解」より 著者:井上円了
幽霊は怪物にあらず、清風明月、これ真怪なり) これは余がひとり申すわけでなく、
昔の人もすでに説いておる。その一人は新井|白蛾という人である。白蛾の言に、「天地....
「三味線の胴」より 著者:上村松園
髪結いさんに結わせるときっとびっくりする。解いてうしろに垂れると、裾に引きずる。
昔の人には、それどころではないほど長い人もいたが、近来にはそんな長い人はなくなっ....
「県歌 信濃の国」より 著者:浅井洌
給いし碓氷山 穿つ隧道二十六 夢にも越る汽車の道 みち一筋に学びなば
昔の人にや劣るべき 古来山河の秀でたる 国は偉人のある習い....