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時世粧
「時世粧〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
時世粧の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
一事《いちじ》は甚《はなはだ》注意すべき事とす。歌麿と相並んで豊国もまた『絵本|
時世粧《いまようすがた》』において見る如く、皺《しわ》だらけの老婆が髪を島田に結....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
元年夏八月の“二条河原落書”などはその代表的なものといえようか。それそのままが“
時世粧”の側面観をなしていて、彼らのかなしい泣き笑いが諷嘲のうちに聞えもする。 ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
つかい、いわば「公卿ニモ非ズ、武家ニモ似ヌ」妙なものになってしまった。 そんな
時世粧である。庶民の皮肉には、時に秀逸なものがあった。 「オヤ、向うからやって来....